2012年9月3日

ウィールドウェイ その10(ハドロウ~プラット)

2012年9月1日(土)

前回から1か月ちょっと空きましたが、朝ちょっとだけ早起きしてウィールドウェイ (Wealdway) の続きを、ハドロウ (Hadlow) からプラット (Platt) まで6マイルほど(10km弱)歩いてきました。家を出たのが午前8時、電車でケント (Kent) のトンブリッジ (Tonbridge) 駅に着いたのが9時15分ごろ、9時半ごろ発のバスに乗ってハドロウの村外れでバスを降りたのが9時50分、そこから歩いてウィールドウェイのルート上に戻ったのが10時15分ごろ・・・けっこう時間がかかります。


歩き始めあたりで見かけた、ホップの乾燥に使われる「オースト (oast) 」という建物の廃墟。ケントはホップの生産が盛んだった地域でオーストがたくさんあるのですが、外国産のホップが主流になって国内でほとんど作らなくなってからは、改装されて住居になったものが多いようです。このオーストは荒れるに任せている様子で、物寂しい感じですね。


とはいえ、「イングランドの庭園 (Garden of England) 」と呼ばれるケントには果樹園や菜園がたくさん見られます。フットパス (footpath) の両側にずらりと並ぶ(というより、畑の中をフットパスが通っていると言うべき?)トンネル(?)たち。


中ではかわいらしい苺が栽培されています。この日は他にも、りんご、ラズベリー、コブナッツ (cobnut, ヘーゼルナッツの一種) の畑を見かけました。そして、そして・・・


不意に目の前に現れた、大好きな「ベール (bale) ごろごろ風景」。何度も見ているのに、出会うたびにうれしくなって写真を撮りまくる私です。


ウェスト・ペッカム (West Peckham) の村に到着しました。以前の記事に登場したことがある場面ですが、もう一度。村の教会の前に広がる芝地、すぐ近くにあるパブ。これでクリケットでもやっていれば、完璧(?)だったんですが・・・。ここから少しだけ、別の長距離ウォーキングルート「グリーンサンド・ウェイ (Greensand Way) 」と重なった部分を西に歩きますが、そのまま西に続いていくグリーンサンド・ウェイを離れて、ウィールドウェイは北へ向かいます。


なだらかな坂を上ったところにある標高450フィート(138.5m)のガバー・ヒル (Gover Hill) の展望台からの眺め。写真ではぼんやりしてしまいましたが、肉眼で見た風景はすばらしかったです。ここのベンチでお弁当が食べられれば最高だったのですが、残念ながら先客があったので、もう少し歩いたところで昼食休憩を取りました。

この先はミアワース・ウッズ (Mereworth Woods, 実際は「メリーワース」に近い発音だそうです) という大きな森の端っこを2マイルほど(3km強)歩いて、プラットの村に到着です。


プラットの聖母マリア教会は19世紀半ばに建てられたそうです。立派なパイプオルガンに目を見張りました。

ここでウィールドウェイを離れて、さらに1マイル半ほど(2.5km)歩いてボロウ・グリーン (Borough Green) の村に着いたのが午後4時ごろ。トンブリッジ駅行きのバスまで1時間ほど時間があったので、少し村を散策してから帰りました。

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