2013年8月17日

ウィンザー城

2013年8月10日(土)


ウィンザー (Windsor) といえばウィンザー城 (Windsor Castle) 。「エリザベス二世女王陛下の公邸の一つであるウィンザー城は、現在も使われる城の中で最大級ならびに世界最古のものです。900年にわたる英国史に触れながら、豪華絢爛なステート・アパートメンツ、歴代君主の趣味を反映した美術品などをゆっくりとお楽しみください。」というリーフレットの説明を読み、期待に胸を躍らせて、いざ!

・・・と開城の10分ほど前にお城に行った私たちが見たものは、すでに並んで待っている大勢の人。さすがに夏の観光ハイシーズンです。チケット窓口は「ロンドン・パスなど前もって購入したチケットを持っている人」「個人」「団体」の三つに分かれているので、行列ができている場合は自分がどの列に並ぶのかを確認することが大事です。幸い私たちは個人客の列の前の方に並ぶことができました。

チケットを買うと、次はセキュリティー・チェック。空港と同じように手荷物X線検査や金属探知機ゲートがあって厳重です。私たちは、列に並んでからセキュリティー・チェックを抜けるまでに約30分かかりました。観光客が多い時期にいらっしゃる方は、時間には十分余裕を見ておいた方がいいと思います。

さて、日本語のオーディオ・ガイドを借りて、いざ!



このオーディオ・ガイドが秀逸。要所要所で番号ボタンを押して、じっくり説明に耳を傾けます。

楽しみにしていたクイーン・メアリー人形館 (Queen Mary's Dolls' House)(写真撮影禁止)。ここでも見学客が長蛇の列を作っています。「人形の家」と言っても子どものおもちゃではなく、1,500人もの芸術家や職人たちが3年(1921年~1924年)かけて作ったミニチュア屋敷。1:12の縮小比で細部に至るまで精密に作られていて、電気も水道もちゃんと使えるようになっているそうです。一方通行で人の流れに沿って歩かなければならない状態だったので、心行くまで見られなかったのは残念。その代わり(?)人形館のガイドブックを買いました。パラパラと写真を見るだけでも驚嘆の嵐です。

続いてはステート・アパートメント (The State Apartments)(写真撮影禁止)。リーフレットに書いてあったとおり、すばらしい美術品や調度品でいっぱいの豪華絢爛な部屋の数々は溜息ものでした。


衛兵さんの周りにはカメラを構えた観光客がいっぱい。その中に、衛兵さんの後ろに回って写真を撮ろうとした男性がいました。すると衛兵さん、この立ち位置で真っ直ぐ前を見据えたまま「恐れ入りますが、写真はわたくしの前からのみお撮りくださいますようお願いいたします!」と言葉遣いは非常に丁寧ながら、「おどりゃあ!!」と言わんばかりのものすごい怒声で男性を一喝。傍で見ていた私たちもビクッとするほどの迫力でした。さすが。


そんな衛兵さんの向こう側には、美しい庭園が広がっていました。


最後に見学したのは、聖ジョージ礼拝堂 (St George's Chapel)(内部は写真撮影禁止)。英国ゴシック建築の最たるものの一つで、歴代君主の墓所がいくつもあります。日曜日は礼拝者以外の一般客は入場不可となっているので、注意が必要です。(逆に言うと、「礼拝堂内の見学はしなくてもいいわ。」という方は、日曜日に行くと、お城見学の混雑が比較的軽いかもしれませんね。憶測ですが。)


窓口で直接チケットを買った人は、お城を出る時に裏にスタンプを押してもらうと、そのチケットで1年間何度でもウィンザー城に入ることができます。私たちの家からはバスと電車を乗り継いで片道3時間半(ロンドンからウィンザーへは電車で1時間ほど)はかかるので、1年以内にまた来ることはなかろうと素通りしましたが、記念に(?)スタンプを押してもらってもよかったかな、と少し後悔しています。

というわけで、たっぷり3時間半の見学を満喫した後、家路につきました。帰りはアクシデントもなく、予定通り帰れました(笑)。お天気にも恵まれて、いい旅行になりました。


<おまけ>ウィンザー城の公式ビデオです。写真撮影禁止の場所が多かったので、こちらで内部をちらっとご覧ください。お城のウェブサイトには、このビデオのほかにも写真がいろいろ載っています。

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2 件のコメント:

  1. Sparkyさん、素晴らしいご旅行でしたね!
    そして御結婚記念日おめでとうございます(*゚▽゚*)

    ウィンザー城行ってみたい!
    夕闇のウィンザーがとってもいいですね。
    こんなところに住んでいるなら避暑なんてしなくって良さそうなのにね(^O^)

    イートン校はめちゃくちゃ興味あります。
    「アナザーカントリー」思い出していました。
    ここの少年たちはオックス・ブリッジに進学ですね!

    そうそうマンチェスターにいる夢見ましたわ(笑)
    それから今頃気づいたのですが(汗)、facebook私やっています。
    おすすめさせていただきますね(^-^)

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    1. あんりさん、お祝いのお言葉とFacebookでのご紹介どうもありがとうございます。

      スコットランドのバルモラル城には行ったことがありませんが、そこで過ごす夏もきっと素敵なんでしょうね。

      イートン校には日本人生徒もいると聞いて驚きました。燕尾服を着た日本人少年は想像できません(笑)。

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