毎年6月16日は「サセックスの日 (Sussex Day) 」。と言っても、これまで全然知らなかったのですが、2007年に制定されたばかりのまだ新しい記念日だそうです。その「サセックスの日」を祝って、ベクスヒル (Bexhill) でガイドウォーク(参加費2ポンド)が行われると「Exploring East Sussex」に載っているのを見て、行ってきました。
集合時刻の午前11時に集まったのは、私を入れて16名。ウォーク・リーダーは地元議会の議員のポールさんです。ベクスヒルの海岸沿いのいろいろな名所・旧跡を、ユーモアを交えながら、地元への愛情あふれる熱っぽい語り口で、約2時間案内してくださいました。
この時計台 (Clock Tower) は、エドワード7世 ( King Edward VII, 在位 1901-1910) の戴冠を記念して建てられました。しかし、竣工は1904年で、お祝いにはずいぶん遅くなってしまったようです。
こちらは、ベクスヒルでいちばん有名なデ・ラ・ウォー・パビリオン (De La Warr Pavilion) です。1935年にオープンした建物で、展覧会やコンサート・演劇などが催されています。アイタム・モートについての記事で書いた建築物の格付けで、グレードⅠに指定されています。
ベクスヒルは、1902年にイギリスで初めて自動車レースが開催された場所 (Birthplace of British Motor Racing) で、スタート地点とゴール地点だったところに小さな記念碑が建てられています。当時の自動車の制限速度は時速12マイル(20キロ弱)だったそうですが、このレースでは時速50マイル(約80キロ)以上のスピードを出して走ったそうです。サックヴィル・アパートメント (Sackville Apartments) の中に記念館 (Motoring Heritage Centre) があり、レースの写真や新聞記事などがたくさん展示されています。
参加者から次々に繰り出される質問にも丁寧に答えてくださったポールさん。住んでいたころには知らなかったベクスヒルの歴史について、いろいろ知ることができたガイドウォークでした。
最後の写真は、ウォーク前にデ・ラ・ウォー・パビリオンの屋上に上がって、イーストボーン (Eastbourne) 方面に向かって撮ったものです。足元にごろごろ転がって(?)いるのは、開催中の展覧会の展示作品の一部です。
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