2011年4月17日(日)
義父を訪ねてライ (Rye) に行った時、天気がいいので三人で歩くことにしました。ライには何度も出かけていますが、この日は義父の案内で今まで知らなかったところを見ることができました。その一つが「フェリー・コテージ (Ferry Cottage) 」です。
1780年代に建てられたというこの家は、(今は川から離れていますが)ロザー川 (River Rother) の渡し守の家でした。1890年ごろまで川には橋がかかっていなかったので、川を渡るには渡し船を利用するしかありませんでした。ライの市場にロムニー・マーシュの羊を連れていく人間が船で渡るあいだ、売買される当の羊たちは川を泳いで渡らなければならなかったそうです。犬にも渡し船の料金がかけられていたので、泳ぐはめになった牧羊犬もいたのだとか。この辺りで頻発する洪水を防ぐために1927年にロザー川の進路が変えられるまで、100年以上2つの家族が代々渡し守を務めていたそうです。
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