バトル案山子まつり（2011年）

2011年7月14日（木）

7月4日（月）から7月23日（土）まで開催中の「バトル案山子まつり (Battle Scarecrow Festival) 」を見に行ってきました。今年のテーマは「芸術 (The Arts) 」です。

派手さに目をひかれたこちらの案山子。「"BANANAS IS MY BUSINESS" CARMEN MIRANDA」というタイトルがついているけれども、何のことかわからなかったので、家に帰ってからちょっと調べてみました。ブラジルの伝説的女性歌手カルメン･ミランダ (Carmen Miranda, 1909-1955) の人生を綴った『バナナが商売』（1995年）という映画を題材にした案山子のようです。

「芸術」というテーマから発想しやすい巨匠やアーティストたちの姿。ウィンドーをのぞいてみると、テーブルのあいだにシェークスピアが立っているカフェもありました。ゴッホは2体見かけましたが、どちらも包帯を巻いた耳から血が・・・ちょっと怖かったです。案山子としては変わった形の電話ボックス。ジャイルズ･ギルバート･スコット卿 (Sir Giles Gilbert Scott, 1880-1960) は、リバプール大聖堂 (Liverpool Cathedral) やバターシー発電所 (Battersea Power Station) などで有名なイギリス人建築家で、ロンドン名物の赤い電話ボックスのデザインをした方です。

「考える人」の横には、「『考える人』が何を考えていると思うか」を見た人が書き込めるようにホワイトボードが置いてありました。

「ガーデナー（園芸愛好家）」というタイトルのこちらの案山子は、5歳の女の子の作品。かわいらしくて、つい頬がゆるんでしまうおばさんでした。

最後に私が今年いちばん気に入った案山子。芸術作品があふれるバトルの町を尻目に（？）、気持ちよく酔っ払ってパブの外のベンチで眠りこけているおじさんです。

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