バトルのアーモンリー公園

2011年9月10日（土）

歩きに出かけようと言っていたこの日の朝、夫は「ついでに郵便局に寄って、地方税の支払いをしよう」と思ったらしく、支払い時に必要なバーコード付き請求書を探しはじめました。ところが、「あれー？おかしいな。」どうやら見当たらないようです。「几帳面な夫にしては、どこに置いたかわからなくなるなんて珍しいな」と思っていたのですが、そのうち、私に先月来客があった時に二人でバタバタ片付けたり、物を移動させたりしたことが原因であるらしいとわかり、私も捜索に参加。やっと見つけた時には、時刻はほぼ正午でした。「とりあえず、昼ごはんを食べようか。」と、お弁当に持っていく予定だったサンドイッチを家で食べて一息ついているうちに、出かける予定は吹っ飛んでしまいました。

というわけで（？）お決まりのバトル (Battle) 散歩です。色の変わりはじめた木の葉を見ては「秋だねぇ」、草葺屋根の家を見ては「風情があるねぇ」と言いながら2時間ほど歩いた後、お気に入りの休憩場所「アーモンリー公園 (Almonry Gardens) 」へ。

「アーモンリー」とは、かつて貧民救済のために衣服・食物・義捐金などを配布していた建物のことだそうです。バトルの本通りハイ・ストリート (High Street) に面している町中の小さな小さな公園ですが、中に入ると静かで、ベンチに座って庭を眺めていると落ち着きます。

こちらは特に夫が気に入っている中庭の一角です。何度も来ているのに、張出し窓の下の3つの支え（？）が顔になっているのには、この日まで気づきませんでした。華やかな花の季節はそろそろおしまいかな、という雰囲気です。

こちらは去年7月に撮った写真です。公園は「ビューティフル･バトル (Beautiful Battle) 」のボランティアの手できれいに整備されています。

かなり前のことになりますが、たまたまボランティアの方々が手入れをされているところに出くわしたことがあります。そのうちの一人が「お願いがあるんだけど・・・」と声をかけてこられました。当時公園に置いてあったメッセージ帳を開いて、「このコメント、誰も読めなくて・・・。何て書いてあるかわかったら、教えてもらえませんか？」とのこと。見ると「リスさんがかわいくて、感動しました。」という日本語のコメントでした。

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