さようならワイト島

2013年4月26日（金）

ワイト島 (Isle of Wight) 旅行最終日は初日と同じく移動日となりました。これがけっこう大変なことになるのですが、詳しくは後ほど。

夕方のラッシュアワーに巻き込まれるのがいやだから、午前中にワイト島を出ることにした私たち。来た時と同じくカタマラン（双胴船）に乗るために、ニューポート (Newport) から30分ほどバスに乗ってライド (Ryde) の町に到着。

何度も何度も振り返りながら桟橋を歩いて渡ります。

船の乗り場の待合室で待っていると、ライド・ピア・ヘッド (Ryde Pier Head) 駅に電車が入ってくるのが見えました。ワイト島の鉄道は、ロンドンの地下鉄の古い車両を使っているのだそうです。

カタマランでポーツマス・ハーバー (Portsmouth Harbour) に到着したのが午前11時40分ごろ。駅のホームに出てみると、なんと電車が全線ストップしているとのこと。この日の朝ウェスト･サセックス (West Sussex) のスリー・ブリッジズ (Three Bridges) 駅で火災報知機が鳴ったことが原因でダイヤが乱れている上に、ポーツマス･ハーバー近くの線路で人身事故があったのがその理由でした。

駅員さん「ハバント (Havant) 駅までは電車が走っているので、そこまでタクシー輸送をします。」とのことで、駅前のタクシー乗り場の列に並びました。よくイギリス人が列を作って並ぶことについて話題やジョークになりますが、みなさん辛抱強く（半ばあきらめの境地かも？）待っています。文句を言うどころか「今日の晩、あれこれ話すネタができたわ！」なんて笑い飛ばしている人もいました。先を急ぐ人はやきもきしていたに違いありませんが、イライラした様子を見せたり怒鳴ったりしないのはすごいと思いました。結局、30分ほど待って乗ったタクシーでハバント駅に着いたのが12時半ごろでした。

電車は走っていてもダイヤが乱れているのは変わらず、ハバント駅では便のキャンセルや遅延のアナウンスがひっきりなしに流れています。途中「チチェスター (Chichester) 駅までは代替バスを出します。」というアナウンスを聞き、とりあえずチチェスターまで行こうかと夫と相談したりもしたのですが、ハバント駅で待っている電車をチチェスター駅で待つことになるだけだろうということで、とにかく電車が来るまで待つことに。結局2時間弱待って、午後2時過ぎにやってきた電車に乗ることができました。

予定していたよりもずっと遅くなってしまいましたが、なんとか夕方のラッシュアワーを避けることができたのでオーケーでしょうか。ワイト島旅行の思い出が一つ増えました。

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