2014年3月5日
ヤルディングの村名看板
ケント (Kent) 州にあるヤルディング(←実際の発音は「ヨールディング」に近い)の村名看板です。
図案の上部に描かれているのは、メドウェイ川 (River Medway) に14世紀に架けられたと言われている トワイフォード橋 (Twyford Bridge) です。
奥に写っているのがその橋ですが、この写真はデザインが凝ったベンチを撮りたくて撮ったものなので、はっきり見えません。そこで・・・
・・・こちらの写真をウィキペディア (http://en.wikipedia.org/wiki/Yalding) から(勝手に)お借りしました。
それから、村にはもう一つ15世紀に架けられたタウン橋 (Town Bridge) があり、そちらはケントに現存する中世の橋の中で最長だそうです。450フィートということですから、140メートル弱でしょうか。ウォーキング中に写真を撮ろうと試みたのですが、どうしてもカメラのフレームにうまく収まらず、断念したのを覚えています。
ヤルディングは、鉄工業が盛んだったウィールド (Weald) 地方で作られた大砲を船で運ぶ水運の要地でしたが、鉄工業が廃れた後は農業が中心となり、果樹やホップの栽培が盛んになりました。看板の図案下部には、ホップを乾燥させるためのオースト (oast) が描かれています。(ホップの生産は20世紀初めに衰えました。)
ヤルディングは、この冬の荒れた天気で洪水被害があり、イングランド南東部のローカルニュースで何度も報道されていました。2000~2001年の冬にも洪水が8回あったそうで、住民は対策の必要性を訴えています。
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