2015年5月23日(土)①
ヘイスティングス (Hastings) にあるアレクサンドラ公園 (Alexandra Park) で、ヘイスティングス・ボタニー・グループ (Hastings Botany Group) 主催の「野草ガイドウォーク (Wild Flower Walk) 」が行われました。参加者は私たち夫婦を含めて7名でした。
アレクサンドラ公園はときどき散歩に行きますが、いつも大木や華やかな花に目を奪われて、小さな野草に注目することはないので、今回のガイドウォークはとても興味深かったです。写真では大きさがわかりにくいですが、左上の野いちご (wild strawberry) の赤い実はほんの5ミリぐらいです。右上の写真はヤハズエンドウの一種 (common vetch) 。右下はクワガタソウ (speedwell) の一種。左下は pignut だったかな? 不勉強なもので、どれも正確な日本名がわかりません。
ウォーク中のこんなシーンを見ていただくと、どんなに小さな植物を観察していたかわかっていただけるでしょうか。リーダーがご親切に貸してくださった拡大鏡のおかげで、ほんの爪の先ほどの花の雄しべや雌しべが鮮明に見えて「ミクロの世界」という感じで感動しました。
左は yellow pimpernel 。右の triangular stemmed garlic については、「よく白いブルーベルと混同されますが、全く別物です」とリーダー。はい、私、ホワイト・ブルーベルだと思っていました(笑)。
植物学の用語が飛び交って私には理解できないこともたくさんありましたが、そんな初心者の私にもおもしろいことをリーダーはいろいろ教えてくださいました。例えば、キンポウゲ属のバターカップ (buttercup) 。ウォーキング中にもしょっちゅう見かけるありふれた黄色い花ですが、bulbous buttercup、creeping buttercup、meadow buttercup の3種類があり、花や葉の形状がはっきり違うのだそうです。すでにどちらがどのバターカップだったか忘れてしまった(笑)のですが、上の写真は2種類のバターカップの葉を比べているものです。それから、一輪に見えるヒナギク (daisy) の花は、たくさんの花からできているという話。実は、あの花びら(?)一枚一枚が、それぞれ「花」なのだそうです。「へぇーっ」と思って家に帰ってからネットでさらに検索してみると、ヒナギクの中心の黄色い丸い部分も別の「花」の集合体だと書いてありました。
そんなこんなで、約2時間のガイドウォークは、あっという間に終わってしまいました。楽しかったです。今後のウォーキングでは野草に目を止める機会が増えそうな予感です。
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