2010年5月10日

クローハースト

2010年5月9日(日)

4月末には気温が20℃を超えて、「やっと春になった!」と喜んだのに、5月に入って季節が逆戻りしたかのように寒くなってしまい、昼間の気温は10~13℃です。この日も曇りがちのお天気で、襟巻き・手袋着用で出かけました。


向かった先は、わが家から歩いて行けるクローハースト (Crowhurst) です。途中、菜の花が一面に咲いている中を歩いて、つかの間ですが、何となく暖かい気分になりました。

クローハーストの聖ジョージ教会の近くに、英国王立鳥類保護協会 (The Royal Society for the Protection of Birds, 略称RSPB) が管理しているフォア・ウッド (Fore Wood) という森があり、ブルーベルがたくさん咲いている中を楽しく散策しました。


案内板によると、森の管理には500年以上の伝統を持つ「コピシング (coppicing) 」という方法が使われているそうです。広葉樹を切り倒して、切り株から複数の幹を再生させ、6~7年育ててからまた切って・・・を繰り返す方法で、100年間ぐらい続けられるそうです。切った幹は、垣根や家具などを作るのに使われます。森の中のある一帯が切り株だけになると、太陽の光がよく届くようになり、チョウがやってきます。新しい幹が少し育って茂みになると、小鳥がやってきます。そういうわけで、毎年計画的に森の中の違った場所で「コピシング」を行うことで、さまざまな動植物を保護することができるんだそうです。

歩いた距離は8マイル(13キロ)ほどですが、森の中で遊歩道を離れて「道なき道」(?)を行き、花粉だらけになる、という一場面もありました。

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