ここのところ天気が悪かったり、用事があったり、夫と二人して風邪をひいたりで出かけられなかったのですが、久しぶりの外出らしい外出でボディアム城 (Bodiam Castle) に行きました。
ボディアム城は、百年戦争で財を成したエドワード・ダリングリッジ卿 (Sir Edward Dalyngrigge) がその富と権勢を誇示するため、またフランス軍の侵略からこの地域を守るために建てた城です。1385年に建造が始まり、完成までに10年ほどかかったのではないかと言われています。
濠に囲まれ、城門には落とし格子門 (portcullis) 、門楼 (gatehouse) の天井には敵が侵入したときに石を落としたり煮えたぎるタールなどの液体を浴びせかけたりするための穴 (murder holes) があるなど堅固な要塞でしたが、幸いなことに実際に攻めこまれたことはないそうです。
この城はダリングリッジ家の快適な邸宅でもあり、大広間、居室、台所、礼拝堂などがありました。外壁はきれいに残っているのに対して内部は破壊されてしまっていますが、窓や暖炉などの跡が見えます。上映されている15分間ほどの解説ビデオの中で、各部屋が当時はこんなふうだっただろうという様子を復元していた映像が興味深かったです。
売店にはクリスマスカードやツリー飾り、アドベント・カレンダーなどが並んだ一角があって、「気が早いけど、今年もまたこの季節がやってきたんだなぁ」と思いました。
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りっぱなお城ですね。イギリスは財をなした人の邸宅が
返信削除たくさんあって、見てもなかなか見つくせない気がします。
クリスマスカード、並びだしましたね。長い冬を思うと憂鬱ですが、クリスマスの雰囲気を思い出すとちょっとほっとします。
>hikoさん
返信削除ボディアム城は外から見ると、本当にうっとりするほどの美しさですよね。
買ってきたガイドブックを今ゆっくりと読んでいるところなんですが、兵士や
使用人も含めて150人ほどが暮らしていたそうです。
日が短くなってきて、これからどんどんクリスマスの雰囲気が盛り上がって
いきそうですね。