オールド・ベル・イン（2017年イノシシ週間）

2017年10月26日（木）

ライ (Rye) 周辺の飲食店が、猪肉をはじめとするゲーム（ジビエ）料理を提供する毎年恒例のイベント「イノシシ週間 (Wild Boar Week) 」（2017年は10月21日～29日開催）。

今年食べに行ったのは、パブ「オールド・ベル・イン (Ye Olde Bell Inn) 」です。「15世紀に建てられたライ最古のパブ」と入口の看板に書かれています。

入口の上に「ベル」の飾りがありますが、このパブの名前は14世紀の出来事に由来しています。1377年にフランス軍がライを襲撃して聖母マリア教会から略奪していった鐘を、翌年ライとウィンチェルシー (Winchelsea) の男たちがフランスから奪い返してきたのだとか。

店内の造りも、さすがに歴史を感じさせます。私たちが正午過ぎに入った時には人がほとんどいなかったので写真が撮れたのですが、10～15分ほどすると、あれよあれよという間に満席になったのには驚きました。

イベント用メニューの中から「ゲームキーパー（狩猟管理人）のシチュー」（£12.95）をいただきました。この豪快な盛り付け、どうでしょう（笑）。写真ではわかりにくいかもしれませんが、器が深くてボリュームたっぷり。スプーンが沈み込んで（見えますか？）溺れそうになっているのを救い出して、紙ナプキンで拭いてから使わなければならないほどでした。プカプカ浮いているパイ皮と横に盛られた大量のマッシュポテトといっしょに食べて、お腹がパンパンに膨れました。近年、上品な料理を出すパブも増えている中で、正に「パブ飯」の本道を行っていますね。

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