2024年12月3日(火)②
ナショナル・トラストが管理しているライ (Rye) のラム・ハウス (Lamb House) に出かけました。
昨年は1970年代のクリスマスの情景が再現されていましたが(ラム・ハウスで1970年代のクリスマス)、今年は1930年代のクリスマスがテーマの展示が行われています。(昨年の記事とこの記事の写真を並べて違いを見比べるのも面白いと思います。)
しかも、かつてラム・ハウスに住んでいた作家 E.F. ベンスンが1920~1930年代のライを舞台にして書いた小説『マップとルチア』シリーズに描かれた情景がいろいろ再現されているとのこと。(このシリーズ小説については、過去記事 『マップとルチア』ウォーク と BBCテレビドラマ『マップとルチア』 に書いたことがあります。)
というわけで、原作のファンには「あっ、これはあの作品に出てきたあのシーンね」と大いに楽しめること請け合いなのですが、私はそれほど詳しくないので、単純に1930年代の上流中産階級のクリスマスの様子を興味深く見学してきました。
まずは居間へ。
1920~1930年代はジャズが大人気だったということで、居間では軽快なジャズ音楽が流れていました。(テーブルに置かれているのはクラシック音楽のレコードのようです。)
続いて食堂へ。
『マップとルチア』の中にロブスター料理のレシピを巡る騒動があったのを思い出しました。
お気づきになったかもしれませんが、食卓は宴の後の様子で、ずいぶん散らかっています。物語の登場人物たちが食べて、飲んで、おしゃべりして、喧嘩した(?)情景が目に浮かぶようです。
2階の寝室。
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