2015年1月3日

BBCテレビドラマ『マップとルチア』

主にライ (Rye) で撮影が行われたBBCのテレビドラマ『マップとルチア (Mapp and Lucia) 』が、年末(2014年12月29日~31日)に三夜連続(各一時間)で放映されました。


上の動画は予告コマーシャルです。

このドラマは、1920~1930年代に作家E.F.ベンスン (Edward Frederic Benson, 1867-1940) がライの町をモデルにして書いたシリーズ小説(特に四作目『マップとルチア』が中心)を脚色したものです。作中では「ライ」ではなく「ティリング (Tilling) 」という架空の町が舞台になっていますが、これはライを流れるティリンガム川 (River Tillingham) が命名の元になっているようです。登場人物たちの住む家や町の商店なども小説中では名前が変えられていますが、ライに実在する建物がモデルになっています。

主要キャスト三人がそれぞれの役柄について語っている動画をご紹介します。ドラマのシーンが織り込まれていて、ライの町の様子なども垣間見ることができます。


まずは、マップ役のミランダ・リチャードソン (Miranda Richardson) 。


続いて、ルチア役のアンナ・チャンセラー (Anna Chancellor) 。


最後に、ドラマの脚本を書き、ルチアの友人ジョージー (Georgie) 役を演じたスティーヴ・ペンバートン (Steve Pemberton) 。

義父が暮らしているのでしょっちゅう出かけていくライの町で撮影されたということで、ふだんはほとんどテレビドラマを見ない私も三話すべて鑑賞。ところが、マップ対ルチアの女の戦いのドラマよりも、ついつい背景に神経が集中してしまい、おなじみの通りや建物を見つけるのを楽しんだような気がします。ライで生まれ育った夫も「ガン・ガーデン (Gun Garden) から見たキャンバー城 (Camber Castle) の位置がおかしい」とか「実際は、あの家からこの光景を見るのは不可能だ」とか細かいことを言っていました(笑)。

このドラマ化を受けて(?)、仮想ガイド・ツアーでゆかりの場所を訪ねることができる『Mapp & Lucia's Rye』という新しいウェブサイトも建設中のようです。

2年ほど前、実際にゆかりの地を歩いた時に『マップとルチア』ウォーク という記事を書いています。興味がおありでしたらリンクからご覧ください。

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