2011年3月29日(火)
以前の記事に書いたヘイスティングス・ストローラーズ (Hastings Strollers) のグループウォークに初めて参加して、ウィンチェルシー (Winchelsea) の町(過去の記事はこちら)を散策しました。参加者は私を含めて6名でした。ヘイスティングス駅を午前10時15分に出発し、ウィンチェルシーに10時47分に到着する100番のバス(月曜日~土曜日は1時間に1本程度、日曜日は2時間に1本程度)に乗って行きました。
ウィンチェルシーは丘の上に位置し、碁盤の目のような町並みをしています。昔のウィンチェルシーはキャンバー (Camber) から南へ2マイル(3キロ強)ほどのところにあったらしいと言われていますが、13世紀後半、打ち続く嵐によって海に沈んでしまったそうです。しかし、戦略的に重要な位置にある町だったため、当時の国王エドワード1世 (King Edward I, 在位1272-1307) が1287年に今の場所に新しいウィンチェルシーの町を作りました。
ここは、風車小屋の跡です。19世紀初めに近くの場所にあったものをここに移したそうですが、1987年の大嵐で吹き飛ばされてしまいました。中央に石うすが残っています。
小さな展望台の近くにあるストランド・ゲート (Strand Gate) 。隣には、1896年から1906年まで女優エレン・テリー (Ellen Terry, 1847-1928) の家だったタワー・コテージ (Tower Cottage) があります。エレン・テリーはその後、スモールハイス (Smallhythe, 過去の記事はこちら) に移りました。
聖トマス教会で昼食休憩。この写真ではちょっとわかりにくいですが、現在の教会の外にある壊れた壁や、塗りつぶされた通路跡などを見ると、昔は相当大きな教会だったことがわかります。教会内のステンドグラスがすばらしいです。
イギリスのコメディアン、スパイク・ミリガン (Spike Milligan, 1918-2002) のお墓です。実は私、彼のことは全く知らなかったのですが、有名人のようですね。失礼しました。墓碑銘は「俺、病気だって言っただろ?(←勝手な私訳)」とゲール語で書いてあるそうです。英語で「I told you I was ill」と入れたかったけれども、教会が認めなかったのでゲール語になったんだそうです。(2011年12月追記:この墓石はもうこの教会にはありません。ご家族の希望で別の場所に移されたのだそうです。)(2013年2月再追記:亡くなった3番目の奥さんの名前が加えられた墓石が2012年10月に戻ってきたそうです。写真はこちらの記事で。)
昼食後も町を散策して、午後2時53分のバスに乗ってヘイスティングスに戻りました。がんがん歩くロザー・ランブラーズ (Rother Ramblers) のウォーキングとは対照的に、のんびりぶらぶら歩くヘイスティングス・ストローラーズのウォーキング。こういうのもおもしろいし、メンバーも気さくな人たちだったので、また参加してみようかと思っています。
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