すぐ前の記事(シシングハーストの村名看板)を書いてからシシングハースト城庭園 (Sissinghurst Castle Garden) にまた行ってみたいという気持ちが募ったので、夫にそう言ってみたところ、いきなり希望がかないました。やっぱり、なんでも言ってみるものですね。
前回と同じくバスを三本乗り継いでケント (Kent) のクランブルック (Cranbrook) まで行き、そこから庭園まで歩いていくことにしました。(シシングハーストの村までバスで行き、30分ほど歩いて行くこともできます。)夫が車を出してくれたら、庭園までビューンと行けて楽なんだけどなぁ・・・なんて、ウォーキングのブログにあるまじき発言ですね。すみません。
4年前に行った時には塔にのぼりましたが、今回は写真だけパチリ。
前回の記事でもシシングハースト「城」という名称を使ったのですが、実際にはここはお城ではありません。だから、厳密に言うと「シシングハースト・カースル」(イギリス英語発音風)とか「シシングハースト・キャッスル」(アメリカ英語発音風)と表記したほうがいいのかもしれません。簡単に歴史をたどると、16世紀のエリザベス朝時代に裕福な一家が建てた私邸が、七年戦争(1756-1763)の時期にフランス人捕虜の収容所として使われたり、18世紀末に救貧院として使われたりした後、19世紀に他の一家の私邸となりました。1930年までにはほとんど廃墟となっていたそうですが、ヴィタ・サックヴィル=ウェスト (Vita SackvilleーWest, 1892-1962) と夫のハロルド・ニコルソン (Harold Nicolson, 1886-1968) が1932年に買い取ってすばらしい庭園を造りました。
バラ園 (Rose Garden) 。4年前の訪問では、時期が遅くてあまり花が見られませんでしたが、今回はたくさん咲いていました。
どこを見てもきれいなので、シャッターを押しまくり。家に帰って確認してみると百枚近く写真を撮っていました。
ホワイト・ガーデン (White Garden) にもバラが咲いていて、前回訪ねた時よりもぐっと華やかな印象でした。
この日は曇り空でけっこう肌寒かったのですが、庭園はたいへんな人出でした。(たぶん)ツアーでいらっしゃっていた日本人女性のグループにも出会えて、うれしかったです。その方たちがギフトショップで同じ商品をいくつも買い物かごに入れる姿を見て、夫が目を丸くしていました。日本のおみやげ文化がまだまだ理解できていないなぁ(笑)。
庭園を散策した後は、お決まりの(?)ティータイム。チョコレートケーキと紅茶をいただきました。チョコレートケーキはイギリスのケーキにしてはしっとりしていて気に入りました。帰りはシシングハーストの村まで歩いて、再びバス三本を乗り継いで戻りました。
<おまけ>
訪問記念にギフトショップで、大好きなウェントワース社 (Wentworth Wooden Puzzles) の木製ジグソーパズルを買って帰りました。250ピースのパズルは£28と私には厳しい値段だったので、£6.50の40ピース(12cmx8.2cm)の方にしました。ウェントワースのパズルには「気まぐれ (whimsy) 」と呼ばれる、図案にちなんだ形のピースが必ずいくつか入っているのが魅力の一つです。下の紹介ビデオは英語ですが、映像だけ見ていてもおもしろい(と思います)ので、ご覧になってみてください。
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シシングハースト城庭園
夏のシシングハースト・カースル・ガーデン①
夏のシシングハースト・カースル・ガーデン②
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