2016年7月25日

キャンバーからライまで

2016年7月23日(土)


学校の夏休みが始まって最初の週末。大勢の海水浴客でにぎわうキャンバー (Camber) へバスに乗って出かけ、しばらくぶらぶらした後、ロザー川 (River Rother) に沿ってライ (Rye) まで歩きました。


詳しく覚えていないのですが、この日は干潮が午前8時台で満潮が午後2時前ごろ。私たちが海辺に着いたのが午前10時ごろだったので、波打際ははるか向こうにありました。


左側の写真は、砂浜に残っていたカモメ(?)の足跡と糞。ここに立って用を足したんでしょうね。右側は私の足跡。どちらもブログに載せるようなものじゃない!? 失礼しました。

ウォーキング靴を履き、リュックサックを背負って海水浴客の中を歩き回る私たちの姿は周りからずいぶん浮いているかも、なんて思ったりもしましたが、誰も気にしていなかったかな。


キャンバーの海岸は砂浜で、砂丘もあります。イングランド南東海岸には小石や砂利のところが多いので、これは珍しい光景です。


なぜかカモメたちがたむろしている場所や、貝殻が妙に多い場所がありました。


ロザー川の近くでお弁当タイム。食べている間にも、満潮時刻が近づいてきて水位がどんどん上がってきます。


海の方を振り返ると、こちらもずいぶん潮が満ちてきています。干潮時には散らばっていた人々も、今は狭くなってしまった砂浜にびっしり・・・って、この写真じゃ全然伝わりませんね。駐車場から遠いこの辺りでは優雅に凧揚げをしている人もいますが、お店やら施設やらがあるずっと向こうは混んでいるんです(笑)。


海を後にして、ライの町に向かいます。かつてライとキャンバーを結んで走っていた路面電車の線路の跡がはっきり残っている場所がありました。近くにはゴルフ場があります。ボールが飛んでくる可能性もあるので、気をつけながら歩かないといけません(ポケモンGOなんてやっていたら危ないですよ)。


ライにつながるフットパス (footpath) 。のどかでしょう。


フットパスの左側のロザー川には、ボート遊びをする親子連れと思しき三人。カヌーとボートが綱でつながれているようで、後ろのボートに乗った子ども二人は全然こぐ気なしのように見えました。フットパスの右側にある人口湖ではヨット遊びをしている人たちの姿がありました。気持ちのいい夏の日、(私たちも含めて)みんな思い思いに楽しんでいるようでした。


ライが見えてきました。この方向から見るのは久しぶりですが、やっぱり絵になりますね。

帰宅してからニュースで見たのですが、この日ドーバー港に向かう道路が12マイル(約20km)を超える大渋滞。先日ニースで起こったテロ事件を受けてイギリスからフランスへの入国審査が厳重になっている上に、国境検問所の人員が足りなくて10~14時間の遅れが出ているとか(ニュースには、車の中で幼い子ども二人と一緒に17時間過ごしているという女性の話がありました)。その煽りやキャンバー周辺の渋滞の影響もあって、バスの運行にもずいぶん乱れが出ているようでした。私たちがバス停で30分ほど待ってやって来たバスに乗ろうとすると、運転手に「どこで降りますか」と聞かれました。不思議に思いながら「ヘイスティングスで降ります」と答えると、「それなら乗ってOKです」とのこと。ますます不思議だったのですが、そのバスは本来の路線ルートとは違う道を走り、寄るはずの村に寄らずに通り過ぎたりして、ヘイスティングスに向かったのでした。状況に対応して、時刻表にはない臨時便を運行したのかもしれません。

<関連記事>
キャンバーの砂浜と砂丘

0 件のコメント:

コメントを投稿