ウィンチェルシー

2010年7月18日（日）

ロンドン郊外に住んでいる夫の姪夫婦が、生後8か月の双子の女の子を連れてアイデン (Iden) に里帰りしてきているというので、会いにいきました。この子たちに「Great-auntie （大叔母ちゃん）！」なんて呼ばれる日も近いと思うと、一気に年をとってしまった感じで複雑な気分ですが、大きな青い目でじっと見つめる顔や、手足をバタバタさせて寝返りを繰り返す姿を見て、目尻は下がりっぱなし、頬は緩みっぱなしの大叔母でした。

その帰り道、ウィンチェルシー (Winchelsea) に寄りました。こぢんまりとしたウィンチェルシーの町の中心は碁盤の目のようになっていて、簡単に歩いて回ることができます。これといった観光の目玉はありませんが、きれいで落ち着いた街並で、訪ねる人が多い場所です。

ウィンチェルシーに着いて最初にしたのは、アイスクリームを食べること。以前から気になっていた「シンプリー・アイスクリーム (Simply Ice Cream) 」を食べてみる機会がやっとやってきました。でも、人気があるのか、お店に残っていたのはほんの数個で、選択肢が少ない中、夫は「チェリー・ブランデー入りチェリー」、私は「ラム・レーズン入りバニラ」を買って、木陰のベンチで食べました。とても濃厚でクリーミーなアイスクリームで、幸せでした。他にもいろいろなフレーバーがあるので、いつか試してみたいです。

その後は、ゆっくりと町を散策。バラ、アジサイ、フクシア、ラベンダー･･･家々の玄関前や庭には色とりどりの鮮やかな花がたくさん咲いていて、目を楽しませてくれます。

ある家の庭で、結婚披露宴のパーティーが行われていました。様子を見てみたくて、「ゲートクラッシュ (gatecrash:  招待されていないのに押しかける) してみようか？」などと冗談は言ってみたものの、もちろんそんな度胸があるわけもありませんでした。とても天気がいい日だったので、すてきな披露宴になったことと思います。

赤ちゃんの愛らしい笑顔や、おいしいアイスクリーム、きれいな花を眺めながらの散歩に大満足の日曜日でした。