トンブリッジ城をちら見

2012年4月21日（土）

イースター以降のここ2週間、イギリスでは、にわか雨が降ったり止んだりの典型的な4月の不安定な天気が続いています。「イギリスの天気は変わりやすい」「イギリスでは一日のうちに四季が経験できる」と学校の英語の授業でよく目にしたのを思い出します。まぶしいほどの陽が射して「暖かいな」と思っていると、どんどん暗くなってきて冷たい風が吹いて、そのうちポツポツと雨が落ちてくる→「あらあら」なんて言っていると、ザーッと降ってくる→でもしばらくすると雨が止んで、またきれいな青空が顔を出す･･･というのを一日に数回繰り返すわけです。去年の4月は雨がほとんど降らず何だか変な感じがしましたが、今年は「ああ、イギリスらしい天気だな」と安心（？）しています。

とはいえ、そんなふうに天気が不安定だったり、あれこれ用事があったりで、ここのところ全然歩きに出かけていません。この日もケント (Kent) のトンブリッジ (Tonbridge) に野暮用があったので、ウォーキングはできませんでした。

それでも、トンブリッジまで来たのだからと、ちょっとだけトンブリッジ城 (Tonbridge Castle) の周辺を見に行ってみました。お城は1068年（1066年の「ノルマン征服 (the Norman Conquest) 」後すぐ）に建てられましたが、現在まで形を留めているのは13世紀に作られたこの門楼のみだそうです。門楼は有料のオーディオツアーがありますが、公園のようになっている敷地は無料で自由に散策できます。親子連れが多く、小さな子どもたちが歓声をあげて走り回っていました。

子どもだけではなくて、リスもいました。わが家の周辺でもリスはよく見かけるのですが、人の気配がすると素早く逃げてしまうので、私の小型カメラに姿を収めることはできません。トンブリッジ城のリスたちは周りに人間がいるのに慣れているのか、けっこう近くまで寄らせてくれて、こんな写真も撮らせてくれました。