気持ちよく晴れた土曜日。雨続きで滅入っていた気分もパーッと晴れやかになりました。ヘイスティングス (Hastings) のアレクサンドラ公園 (Alexandra Park) に散歩に行こうという話になったのですが、まっすぐ公園に向かわず、少し遠回りして歩くことにして、まずは海岸まで出ました。
ヘイスティングスの遊歩桟橋。老朽化のため2008年から立ち入り禁止となっていたところへ、2010年10月5日の放火でほぼ焼け落ちてしまい、無残な姿になってしまいました。現在は、復興のためのチャリティー団体 (Hastings Pier Charity) が組織され、修理工事が進行中で、予定では2015年の春に再オープンするとのことです。
ウェスト・ヒル (West Hill) の上にヘイスティングス城 (Hastings Castle) が見えます。私はお城の敷地に一度しか入ったことがなく、それも10年以上前の話になります。このブログに記事を書いたこともないので、そのうちまた訪ねてみようかと考えています。
海を見ながら昼食のサンドイッチを食べた後、ウェスト・ヒルに登りました。この写真は、ウェスト・ヒルからイースト・ヒル (East Hill) の方を向いて撮ったものです。
中でも、ひときわ鮮やかな色に目を引かれたのがこちら。ラテン名は berberis darwinii、英語名は Darwin's barberry (直訳すると「ダーウィンのメギ」)といいます。ビーグル号航海中の1835年にダーウィンが南米パタゴニア地方で見つけてきた植物だそうです。メギは漢字で「目木」と書きますが、枝葉の煎汁を眼病の治療に用いたのが由来とのこと。メギ属には450~500種類の木があり、日本には「コトリトマラズ(小鳥止まらず)」とか「ヘビノボラズ(蛇登らず)」と呼ばれるものがあるようです。棘が多数あるからだそうで、わかりやすい名前ですね。「ダーウィンのメギ」にも棘があり、夫によると、イギリスでは防犯用として塀のそばに植える家もあるという話です。
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