2015年2月26日

人命救助艇メアリー・スタンフォード号の悲劇

2015年2月24日(火)


友人夫妻と一緒にライ・ハーバー (Rye Harbour) を歩きました。


村の教会。角度を変えて見てみると、珍しい形をしています(右側の写真)。残念ながら鍵がかかっていて、中に入ることはできませんでした。


この教会の墓地には、人命救助艇メアリー・スタンフォード号 (Mary Stanford Lifeboat) 乗組員の記念碑があります。

1928年11月15日早朝に救助要請を受けて、時速80マイル(秒速35~36メートル)の強風で荒れる海に出て行って亡くなった17名の乗組員を偲ぶ碑です。何よりも痛ましいのは、出動した直後に「遭難信号を出した船の乗組員は、衝突相手の船に無事に助けられた」という連絡が入り、信号手が呼び戻そうと必死に努力したのもむなしく、メアリー・スタンフォード号は転覆して、乗組員17名全員が亡くなってしまったことです。

一枚一枚プレートを見ていくと同じ姓が何組かあり、おそらく兄弟だったと思われます。いちばん若い乗組員は17歳でした。


碑には「WE HAVE DONE THAT WHICH WAS OUR DUTY TO DO(私たちは尽くすべき本分を果たしました)」と刻まれています。


(冒頭の写真にも小さく写っている)メアリー・スタンフォード号を格納していた小屋 (Mary Stanford Lifeboat House) は、中には入れませんが、保存されています。この事故の詳細については、リンクしたウェブサイト(英語)をご覧ください。


鳥が群れて飛ぶ様子を何度か目にしました。写真はうまく撮れなかったのですが、壮観でした。

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