ユネスコ世界遺産に登録されている海事都市(河港都市)グリニッジ (Greenwich) に一泊二日で行ってきました。これから少しの間この小旅行について記事を書いていきますので、よろしければお付き合いください。
天気予報によると月曜日はにわか雨、火曜日はぐっと冷え込んで寒くなるだろうとのことで「お天気には恵まれない旅行になりそうだな」と思いながら、手袋、毛糸の帽子、マフラーをしっかり準備して出かけました。
午後1時頃にグリニッジに到着して、まず訪ねたのは旧王立海軍学校 (Old Royal Naval College) です。
18世紀半ばに作られた西門から入りました。柱の上に天球儀と地球儀が載っています。
旧王立海軍学校は、クリストファー・レン (Christopher Wren, 1632-1723) が設計したバロック様式の美しい建物が並んでいることで知られています。元々は17世紀末~18世紀初めに海員のための病院として建てられたものですが、1873年から1998年まで王立海軍学校として使われ、現在はグリニッジ大学とトリニティ音楽院が建物の一部を使用しているそうです。
構内で見かけた噴水。なんとなくおどけた感じがして、目を引かれました。
建立当時は食堂として造られたというペインティッド・ホール (Painted Hall) は大規模な保全工事中です。入口で係員の方に「ガイド付きツアーはいかがですか。料金10ポンドで、天井画の間近まで上がって見ることができますよ」と強く勧められた理由が、中に入ってみてわかりました。チケット売り場があって、ツアーに参加しない見学客はそこから先には入れなくなっていたのです。どうしてもこれが見たくてグリニッジに来たというわけでもなく、ケチな性分の私たちは、境界ギリギリのところに立ってとりあえず写真だけ撮ってきました。ハハハ、何も見えませんね。工事が終わったら、また無料で見学できるようになるのでしょうか。
帰宅してからガイド付きツアーのウェブページを見てみたら、この動画がリンクされていました。私にはこれで十分かも(笑)。
続いて向かった礼拝堂 (Chapel) は、一歩入った途端に息を飲むような美しさでした。
平日ということもあってか、あまり人がいなくて、ゆっくり見学することができました。海軍との関わりを感じさせるデザインがあちこちに見られました。
さて、時刻は午後2時半。一泊だけの旅行なのでそれほど荷物もなかったのですが、「雨も降ってきそうだし、ホテルにチェックインして、荷物を置いて身軽になってから観光の続きをしよう」という話になりました。
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