2020年5月17日

2020年5月中旬の散歩から①

イングランドでは5月13日から外出制限が緩和されました。


けっこう複雑な指針なのですが、私たちの散歩に関連するところで大雑把に言うと、それまで「一日一回、単独または同居家族と一緒に、運動(主にジョギング、ウォーキング、サイクリング)のため」だけだった外出条件のうち、回数(一日一回)と目的(運動のため)の部分が外されたので、単独または同居家族とのみであれば、一日複数回外に出てもよくなり、日光浴やピクニック、ボール遊びなどもできるようになりました。もちろん、他人との距離は常に2メートル以上空けなければいけません。


また、イングランド内で日帰りできる範囲でなら、自家用車で出かけてもよくなりました。と言っても、車のない私たち夫婦の場合、レジャー目的での公共交通機関の使用が許可される(さらに言うと、安心して使えるようになる)までは遠出できません。


そんなわけで、(わが家から歩いて往復できる範囲で、お弁当を持ってウォーキングに出かけることがあるかもしれませんが)私たちの散歩生活は当分変わりそうにありません。


前置きが長くなりましたが、5月中旬前半に撮った写真から。赤いクローバー(赤詰草)が元気に咲いているのをあちこちで見かけます。右の写真は、前回の記事で「他の野生ランに比べて花が地味なため、見落とされてしまいがちだそう」と書いたトウェイブレード (twayblade) (和名:フタバラン)。本当に地味で、見えにくいですね。ピントがちゃんと合っていないだけかもしれませんが(笑)。


地面が湿っている場所に固まって咲いているギザギザの花はラギッド・ロビン (ragged robin)  。直訳すると「ぼろぼろ(ぎざぎざ、ずたずた、でこぼこ)ロビン」とか「ぼろを着たロビン」みたいな感じでしょうか。かわいそう(笑)。

和名はカッコウセンノウ(郭公仙翁)というそうです。この植物の学名「lychnis flos-cuculi」が「カッコウの花」という意味で、カッコウの鳴き声が最初に聞こえる時期(5月頃)に花が咲き始めることに由来するらしいので、英名のロビンよりしっくりきますね。

(2023年6月追記:Glenlivet Wildlife というウェブサイトの記事によると、英名の由来は中世の簡素な服の名前だそうです。)


見かけた蝶たちです。「赤の提督」レッド・アドミラル (red admiral) 。和名はヨーロッパアカタテハ(ヨーロッパ赤立羽)。


コモン・ブルー (common blue) 。和名はイカルスヒメシジミ(イカルス姫小灰蝶)。


ブログ初登場!? スモール・コッパー (small copper) 。和名はベニシジミ(紅小灰蝶)。


長く楽しませてくれたワイルド・ガーリック (wild garlic) は、花の終わりの時期が近づいています。

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