2012年1月24日(火)
ヘイスティングス・ストローラーズ (Hastings Strollers) のグループウォーク(参加者は私を含めて5名)で、セント・レオナルズ=オン=シー (St. Leonards-on-Sea) にある「森の中の教会 (Church in the Wood) 」を訪ねました。
この教会の正式名は「聖レオナルド教会」ですが、「森の中の教会」の名前の方がよく知られています。現在の教会は19世紀半ばに再建された姿ですが、元々はノルマン時代(1066年~1154年)初期(一部はその前のサクソン時代)に建てられたそうです。1960~1970年代に森の周辺に住宅がたくさん建てられるまでは、正にひっそりとした場所にある教会だったようです。
盗難等の防止のため日曜日以外は閉まっていることが多い教会ですが、この日はリーダーが事前に連絡を取っていたので、牧師さんが中の案内や説明をしてくださいました。
中央のシャンデリアは、クリミア戦争(1853年~1856年)時に誰かがロシアから奪ってきたものらしいです。「教会に盗品(笑)!? 返すおつもりはないんですか?」というメンバーの質問に、牧師さんは「返す先が分かれば、返すにやぶさかではないですよ。」とのこと。
装飾が凝っている聖書朗読台は、ヴィクトリア時代(1837年~1901年)に、あるお金持ちの女性から寄付されたものだそうです。
立派なパイプオルガンですが、このパイプは見た目をよくするための模造品とのこと。作られてからちょうど100年になる今年、修復するための寄付金を募っているそうです。
当初は教会周辺の森の散策もする予定でしたが、あいにくの雨のため中止。教会の見学だけに終わってしまいましたが、とても興味深かったです。
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今回のはとても歴史の勉強になりました。イギリス国教会に属しているのですかねぇ。それとも古いのでカトリック?
返信削除情報不足ですみません(笑)。イギリス国教会です。ブログ記事で歴史に触れる時はいつも「m.n.さんに間違いを指摘されるかも・・・」とドキドキ(?)します。
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