2012年7月31日

ウィールドウェイ その9(トンブリッジ~ハドロウ)

2012年7月28日(土)

前日の午後9時に始まったロンドン・オリンピック開会式のテレビ中継を見終わったのが午前1時。ふだんより2時間ほど遅い就寝となりましたが、朝はふだんどおり起きてウォーキングに出かけました。ウィールドウェイ (Wealdway) 9日目です。


ケント (Kent) のトンブリッジ (Tonbridge) からメドウェイ川 (River Medway) に沿って東へ歩いていきます。最初の4マイルほどは、「メドウェイ・バレー・ウォーク (Medway Valley Walk) 」という別のウォーキングルートの一部でもあります。右側の写真の閘門を過ぎたあたりでメドウェイ川を離れて北へ向かいます。


蝶やトンボをたくさん見ました。左の写真は、英語で「メドウ・ブラウン (meadow brown) 」という蝶だそうです。糸とんぼが飛んでいる姿は、鮮やかなブルーがとてもきれいだったのですが、動きが速くて写真に撮ることはできませんでした。


バーンズ・ストリート (Barnes Street) という村落にある「バーンズ・プレイス (Barnes Place) 」という木骨造りの立派な邸宅です。いちばん古い部分は14世紀のものだとか。垣根が高くてちょっとしか見えないのが残念でした。


麦畑の向こうに一際高い建物が見えます。夫は「あれはね、ケントの秘密のスペースシャトル発射台だよ。」と何も知らない私をからかいますが、そんなの誰が信じますか。工事用の足場がかけられていてよく見えませんが、19世紀半ばに造られた「ハドロウ・タワー (Hadlow Tower) 」と呼ばれる建物で、高さ170フィート(約52m)だそうです。別名「メイのばかげた大建築 (May's Folly) 」。変わり者の実業家ウォルター・メイ (Walter May) が、塔に上って海を見るために建てさせたけれど、結局失敗に終わったといわれています。


ウォーキング終盤には、りんご畑。真っ赤な実をたくさんつけて、おいしそうでした。果樹園や菜園が多く「イングランドの庭園 (Garden of England) 」と呼ばれるケントの典型的な光景です。

この日はウィールドウェイを7マイルほど(11km強)歩いてルートを離れ、もう2マイルほど(3km強)歩いてハドロウの村からバスでトンブリッジ駅まで戻りました。

これで、ウィールドウェイの約4分の3の61マイル(約98km)を歩きました。今年中に完歩できるかな?

2 件のコメント:

  1. ケントの秘密のスペースシャトル発射台・・・大笑い
    「メイのばかげた大建築」 という別名がついてるのね。金持ちさんのなさることってね~(^O^)/

    ケント州って憧れです。
    アメリカの州は学校でも出てくるけど、イギリスの州ってあまり知られてませんよね。
    以前に「Sissinghurst Castle Garden」の写真集買いました。こちらもケントですよね。

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    1. 私がコロッと騙されることがあるので、夫はこの手の発言をよくします。私「えーっ、ほんと?」夫「そんなわけないだろう。」みたいな・・・。

      シシングハーストはおっしゃるとおりケントにあります。日本のガーデニング愛好家のみなさんもたくさん訪ねてこられるようですね。

      イギリスの州については私も、自分が住んでいる周辺以外は、未だによくわかりません。いくつあるのかさえも知りません(←夫に聞いても「わからない」と言います・・・笑)。

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