2014年3月28日

鹿に注意


「動物に注意」標識シリーズ。「牛に注意」「馬に注意」に続き、今回は「鹿に注意」です。

野生の鹿がいるあたりを歩くこともあるのですが、たいていは足跡を見つける程度で、その姿を見かけたことはほとんどありません。鹿園(←日本語でイメージするのとは少し違いますが・・・)で鹿の写真を撮りたいと思っても、すぐに逃げてしまいます。(私が撮った鹿の写真は、過去の記事「ノール」「ストーンゲート森林ウォーク」に載せています。)

そんな用心深い鹿が道路に飛び出したりするのかな、というのが素朴な疑問だったのですが、北海道の「アウトドアを愛する旅人の為の宿!『ゆうあん』」のウェブサイトに、こんな記述があり、「へぇ~」と思った次第です。(以下引用)

シカは主に夜行性で群れをつくって行動します。このため、夕暮れ頃の時間帯になると水や食料を求めて活発に移動を開始し道路を頻繁に横断します。警察の統計資料でも事故のうちの約6割程度が16時~20時の時間帯、特に薄暮時に集中して発生しています。

シカが道路を横断する際には、最初の一匹が渡るまでは非常に用心深く慎重な行動をとるのですが、一匹が渡り始めると他の個体は周囲を一切気にせずに次々に続いて道路を横断するという傾向があります。ある程度の距離をおいてシカが道路を横断したのを発見したとしても、安心してそのまま漫然と運転を続けてはいけません。まだ渡りきっていない後続組のシカ達が、左右の確認もせず?いきなり次々と飛び出してくる可能性もあります。

4 件のコメント:

  1. 勉強になりました。この季節、鹿もそうですが、狐がよく車に轢かれているのを見ます。何とか回避できないものでしょうか・・・

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    1. こういう標識を見ると「のどかだなぁ」なんて思ったりするのですが、事故が起こりやすいということだから、そんなのんびりしたことを言っていてはいけませんね。

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  2. フィンランドではヘラジカ注意の標識を見かけます。私は超近距離限定なので大丈夫なのですが(たぶん)、ヘラジカは鹿の一回り大きいので車でぶつかると最悪のケースではヘラジカも運転している人も死に至るのだそうです。夫はこの冬の始めに時速100kmで走っていたところにヘラジカ出現。急ブレーキでぎりぎり衝突は免れたそうです。怖い…。標識があっても常に注意することもできず、何とかいい策があるといいのですがね。自然が多い分共生のよりよい道を探す必要があるのを実感します。

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    1. やっぱり「のどかだ」なんて言ってはいられませんね。Visit Lakeusさんのコメントを読んで、オーストラリアではカンガルーとの衝突から車体を守るためのバンパーを装着する人もいることを思い出しました。

      道路だけの問題でもないようで、こんな記事を見つけました。
      「JR東海『シカよけ装置』開発 紀勢線で採用へ 三重」
      http://www.asahi.com/travel/aviation/NGY201112180024.html

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