2016年4月12日

金沢2日目

2016年3月24日(木)

ときどき雪の混じった雨が降ったり止んだりする寒い一日となりました。実は私、不覚にも日本に到着してすぐに軽い風邪を引いてしまったのですが、その症状がピークに達した日でもあり、のべつ幕無しにティッシュで鼻をかみながら(←ウィキペディアに「汚らしい音を伴うので、日本では人前で行うことはマナー違反とされる」という記述がありました。キャー!! でも、「鼻をズルズルすする音だってひどいじゃない?」と思ったりもする私・・・)観光する羽目になってしまいました。



まず訪ねたのは、加賀藩祖・前田利家公と正室お松の方を祀る尾山神社です。第三層が五彩のギヤマン張りの神門(左上の写真奥)が有名です。


続いて、金沢城公園へ。と言っても、どの建物にも入らず、さらっと通過しました。玉泉院丸庭園(右の写真)では、雪吊りを外す作業が行われていました。


そして、この日の観光のメインである兼六園を訪ねます。さすがに人出が多く、庭園のシンボルである「ことじ灯籠」の写真を撮るのは大変でした。





中国宋の時代の詩人・李格非の書いた『洛陽名園記』の文中から採って、宏大・幽邃・人力・蒼古・水泉・眺望の六勝を兼備するという意味で命名されたという兼六園。言わずと知れた日本三名園の一つです。昼食を挟んで、ゆっくりじっくり散策を楽しみました(写真は、クリックで少し大きくなります)。

午後は、武家屋敷跡界隈へ。


武家屋敷跡に豪商の邸宅の一部を移築したという「武家屋敷跡 野村家」を見学しました。



案内リーフレットから一部引用します。「金に糸目をつけない総檜づくりの格天井の上段の間は、紫檀、黒檜材を使った緻密な細工造りで畳下が銅板張りであることも驚きである・・・濡れ縁にせまる曲水を映ゆるギヤマン入りの障子戸は往時弘化、嘉永年間としてはまさに目を見張ったことに違いない」。

この後、金沢市足軽資料館を見学してから、金沢市老舗記念館へ行ってみました。


藩政時代からの薬種商「中屋薬舗」の建物を、文化財的に価値のある外観を保存し、内部は商家の一部を復元して展示施設としたものです。


館内では「加賀花てまり展」も開催中で、華やかでした。


この日の観光の締めくくりは、にし茶屋街の散策。盛りだくさんの一日でした。


夕食は、近江町市場内の「旬彩和食 口福」で海鮮ひつまぶし。一杯目はそのままで、二杯目はウニとしょうゆを混ぜて、三杯目は出汁茶漬けで・・・と違った味を楽しみました。

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