2025年8月16日(土)
空はどんよりと曇ってやや肌寒い日でしたが、バスに乗ってヘイスティングス (Hastings) に行き、ヘイスティングス・カントリー・パーク自然保護区 (Hastings Country Park Nature Reserve) 経由でフェアライト (Fairlight) まで 6~7マイル(10~11km)歩きました。
ひときわ目立つパブ「ジ・オールド・ポンプ・ハウス (Ye Olde Pump House) 」。ほとんどお酒を飲まず外食も苦手な夫がパブには行かないため、私も入ったことはないのですが、ウェブサイトを見ると、内装も凝っていておもしろそうです。
ジョージ・ストリートを抜けた後、古い家の多いハイ・ストリート (High Street) を歩きます。
オールド・タウンにたくさんある「トゥウィッテン (twitten)」と呼ばれる路地の一つを通って、イースト・ヒル (East Hill) を目指します。
トゥウィッテンについては、過去記事<ヘイスティングス・オールド・タウン路地ウォーク>(2011年8月)に書いていて、記事の最後にトゥウィッテンの一例を動画(約2分)で紹介しています。カモメの鳴き声がうるさいですが(笑)、よろしければご覧ください。
ふうふう言いながらイースト・ヒルを登り、カントリー・パークに向かう途中で、「卵と自家製ジャムを玄関ポーチで販売中」というニワトリの看板のあるかわいらしいお宅を見かけました。門の掲示によると、動物関連のチャリティーに募金するために DVD や CD、ジグソーパズルなども売っているようでした。
カントリー・パークの案内板に載っていた画像の一つに目を引かれました。ヴィクトリア朝時代(1837-1901)に「シダ狂 (Pteridomania)」「シダ熱 (Fern Fever)」という言葉で知られるようになるほど、シダ植物が流行したそうです。
説明文には、1850年代にロンドンとヘイスティングスが鉄道で結ばれると、さまざまな種類のシダ植物が繁茂する小峡谷があるヘイスティングスの森に、ロンドンから日帰り旅行で多くの人がやって来たと書かれています。庭や鉢植えでシダを育てるほか、布地や家具調度品などにもシダ模様が多く使われていたそうです。
(写真はウィキペディアから拝借)
イギリスの定番ビスケット(クッキー)の一つ、カスタードクリーム・ビスケットの模様がシダ熱に由来するとも書かれていて、驚きました。検索で<英国人の大好きなカスタードクリーム・ビスケット、表面のあの模様はなーに?>(Online ジャーニー、2024年11月6日付)という記事を見つけ、興味深く読みました。
前置きが長くなりましたが(笑)、カントリー・パークへ入っていきます。
牛(見たままですが、念のため…笑)。
先ほど案内板を読んだせいか、ふだんは見向きもしない(←失礼!)シダ類の植物を写真に撮る気になりました(笑)。
自然保護区「草刈り整備員」エクスムーア・ポニー (Exmoor pony) が楢の木の下で身を寄せ合っています。寒いのかな?
羊たちの向うに海が見えます。曇り空で残念ですが、晴れて視界が良い日には素晴らしい眺めが楽しめそうですね。
フェアライトで自然保護区を出て、いつもの聖アンデレ教会の墓地のベンチで遅めの昼食(といってもサンドイッチ)をとり、バスで帰路につきました。
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