2010年6月14日

プー・カントリー①

2010年6月12日(土)

「クマのプーさん」のふるさとを訪ねて、アッシュダウン・フォレスト (Ashdown Forest) の北東部を歩いてきました。原作を一度読んだきりで、話の内容もほとんど忘れてしまっている私ですが、ゆかりの場所に立つと何だかうれしい気分になるのが不思議です。

タンブリッジ・ウェルズ (Tunbridge Wells) 駅からバスで25分ほどのハートフィールド (Hartfield) へ。歩き出す前に聖メアリー教会の外のベンチで軽食をとっていると、初老のご夫婦がやって来て、「私たちもコーヒー休憩よ。」と、となりのベンチに腰かけ、リュックサックからおもむろに白い陶器のコーヒーポットと大きなマグカップ2つを取り出しました。思わず「えぇーっ!?」と声をあげてしまいましたが、奥様は「ふふふ、私たち準備万端でしょ?」と言って、コーヒーを淹れはじめたのでした。


ハートフィールドには、「プー・コーナー (Pooh Corner) 」というお店があり、「プーさん」の本や、登場キャラクターのぬいぐるみ、その他あらゆるキャラクター・グッズが原作版、ディズニー版ともにたくさん並んでいます。看板にあるとおり、お茶をすることもできます。商品を見ていると、あれこれ欲しくなってきますが、がまんしてお店を後にしました。


「プーの棒投げ橋 (Poohsticks Bridge) 」に向かうフットパス (footpath) の入り口の案内板には日本語が併記されていて、日本人人気をうかがわせます。でも、ここから橋までは1マイル弱(1.5キロほど)あるし、観光客の多くは橋の反対側にある駐車場まで車で行くので、この案内板を見る人はそれほどたくさんいないかもしれません。


橋に着くと、どうしても「棒投げ」をせずにはいられません。橋の上から小枝を投げ入れて、どれが橋の下をいちばん早く流れて反対側に出てくるかを競うだけの単純な遊びですが、「プー・コーナー」では公式ルールブックのようなものも売られています。夫との過去2回の対戦で連敗している私は、この日雪辱を期して(大袈裟?)鼻息も荒くゲームに臨み、「三度目の正直」で見事勝利を収めました。

プー・カントリー②  へ

0 件のコメント:

コメントを投稿