2012年10月7日

チチェスター大聖堂

2012年9月29日(土)


チチェスター旅行記の取りを務めますのは、市のシンボルともいえるチチェスター大聖堂 (Chichester Cathedral) です。



ノルマン時代、1076年から32年の歳月をかけて建設された大聖堂。まずは外をぐるっと回ってみます。建築様式には疎いので、案内リーフレットからまるまる引用すると「基本のロマネスク様式に伝統的な初期の英国様式が加えられ、後に14世紀英国ゴシック様式と15世紀の垂直様式が増築されました」。



中に入ると、建物だけでなく、ノルマン時代から今日におよぶ芸術作品が数多く見られます。


特に注目されていたのは、マルク・シャガール (Marc Chagall, 1887-1985) がデザインしたというこちらの窓。旧約聖書の詩篇150番「1.主をほめたたえよ。その聖所で神をほめたたえよ。その力のあらわれる大空で主をほめたたえよ。2.その大能のはたらきのゆえに主をほめたたえよ。そのすぐれて大いなることのゆえに主をほめたたえよ。3.ラッパの声をもって主をほめたたえよ。立琴と琴とをもって主をほめたたえよ。4.鼓と踊りとをもって主をほめたたえよ。緒琴と笛とをもって主をほめたたえよ。5.音の高いシンバルをもって主をほめたたえよ。鳴りひびくシンバルをもって主をほめたたえよ。6.息のあるすべてのものに主をほめたたえさせよ。主をほめたたえよ。」がテーマだそうです。


夫は英語版、私は日本語版のリーフレットを手に大聖堂内を見て回っていたのですが、ちょっとおもしろかったのがこちら、歴代の主教を描いた16世紀の絵画。「(みんな同じ顔をしています!)」と、英語版にはない説明が日本語版に括弧書きでついていました。さて、どうでしょう?


一回りしたところで時刻は午後2時過ぎ。3時半ごろの電車で帰る予定だったので、お茶でも飲もうということになりました。泊まったB&Bで薦められたティールーム (St. Martin's Tearooms) に行く時間はなさそうだったので、大聖堂構内のお店 (Cloisters Cafe) へ。チチェスターでの最後の一時をまったりと過ごしました。

旅行はあまりしない夫ですが、今回はけっこう楽しんだ様子。「こんなふうに出かけるのもいいね。」と言っていたので、<企画担当:私、会計担当:夫>の役割分担で、また出かけようと目論んでいます。

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