Anna Szalucka ピアノ独奏会（2016年ライ芸術祭）

2016年9月19日（月）

毎年ライ (Rye) で開催され、今年が45回目の「ライ芸術祭 (Rye Arts Festival) 」。9月17日（土）から10月1日（土）まで、文学・美術・音楽などの多彩なイベントが目白押しです。

（写真はライ芸術祭のウェブサイトから）

夜に行われるイベントには出かけていくことができないのですが、ポーランド人ピアニスト Anna Szalucka （←名前の発音がわからないので、カタカナ表記ができません。悪しからず）さんの独奏会は午後1時開始ということで「わーい！」と喜んで聴きに行きました。

会場は聖母マリア教会 (St Mary's Church) 。座席には固い信者席をそのまま利用していたので、背中もおしりも痛くなりました（笑）。

アンナさんは現在ロンドンの王立音楽院 (Royal Academy of Music) の学生で、今年演奏家としてのデビューを果たした若手ピアニストです。将来性豊かな人材を英語で「ライジング・スター (rising star) 」と呼びますが、その表現とライの地名のダジャレで、芸術祭のパンフレットでは「Ryesing Star」という見出しがついていました。 

演奏曲目は、ショパン『バラード第4番ヘ短調』、シューマン『子供の情景』、ラヴェル『鏡』でした。演奏はすばらしかったのですが、この写真に写っている時計の振り子のカチッ、カチッという音がちょっと気になりました。ふだんは全く気にならない小さな音ですが、シーンと静まって演奏に耳を傾ける音楽会には邪魔なものですね。でも、教会の時計だから止めるわけにもいかないのでしょうね。

アンナさんが今回の独奏会でも演奏したショパン『バラード第4番ヘ短調』を演奏している動画があったので載せておきます。

独奏会が終わった後、しばらく教会内の写真を撮りながらぶらぶらして「さあ、帰ろうか」と教会を出ようとしたところ、なんとアンナさんがまだ教会内にいるのが見えたので、思い切って声をかけてサインをもらってきました。

＜おまけ＞

教会の墓地のブナの木。演奏会が始まる前に近くのベンチでサンドイッチを食べていた時に「あれ？」

墓石が木の根に締めつけられて、大変なことになっていました。何度も行ったことのある教会ですが（しかも夫はライ出身ですが）二人ともそれまで全然気づいていませんでした。

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