ワイ（教会周辺）

2019年6月1日（土）①

ケント (Kent) 州レナム (Lenham) からペグウェル・ベイ (Pegwell Bay) まで全長51マイル（82km）の長距離トレイル「スタウア・バレー・ウォーク (Stour Valley Walk) 」のワイ (Wye) 周辺を歩いてみようということで、いつもより2時間ほど早起きして出発しました。

電車でワイ駅に着いたのは、午前10時前頃でした。駅前の踏切は遮断機が自動で降りる方式ではなく、駅員さんが手動で線路両側のゲートを開け閉めしています。通過する電車が特に少ないわけではないので、けっこう大変なのではないかと思います。

駅のすぐ近くを流れているのは、トレイルの名前にあるスタウア川 (River Stour) 。川辺には「The Tickled Trout」というパブがあります。「くすぐられるマス」なんてヘンテコリンな名前だと思ったら、夫が「そうやって鱒を捕まえるんだ」と言うのでびっくり。後で検索してみたところ、鱒の下腹を上手く指でさすると1分ほどで失神状態になるのだそうですが、本当？ 誰かやって見せて！ 

村の聖グレゴリー＆聖マーティン教会（冒頭の写真）に入ってみました。きれいな花がたくさん飾られていると思ったら、午後に結婚式が行われる予定とのこと。

私がいちばん目を引かれたのは、座席に敷かれたカラフルな刺繍の敷物でした。

それぞれの敷物にテーマがあるようで、宗教的なもの、牧歌的なもの、いろいろな楽器が並んでいるもの等々。つい見入ってしまいました。

墓地では、背面に自転車が描かれている墓石を見かけたので（不敬かもしれませんが）パチリ。右側の写真は、芝草のミニ迷路。これはこれで維持が大変だろうと思ったりしました。

教会の近くではファーマーズ・マーケット (Wye Farmers Market) が開かれていました。毎月第1・第3土曜日の午前中に開催されているそうです。

ワイには1894年開校の農科大学（通称ワイ・カレッジ）がありました。2005年までは国際的にも有名な研究機関でしたが、2009年に公式に閉校したそうです。村にはこの大学関係の建物がたくさんありますが、閉校後は全く使われないままになっているものもあるようです。

かつて大学の一部だった建物で、今は歴史資料を展示しているヘリテージ・センター（ファーマーズ・マーケットの開催の日時に合わせて開館）があったので見学しました。庭がとてもすてきでした。

ふと気づくと、時刻は午前11時半。初めて訪ねる村だったので、おもしろくてウロウロしているうちに1時間半以上経っていました。そろそろウォーキングもしなくては･･･ということで、続きは次の記事（スタウア・バレー・ウォーク、ワイ周辺）にて。