2010年9月19日

ホーエ・レベル、ノルマンズ・ベイ

2010年9月16日(木)

Exploring East Sussex」に載っているガイドウォークに参加しました。集合場所のクーデン・ビーチ (Cooden Beach) 駅に集まったのは25名。ウォーク・リーダーのグレアムさんは、ユーモアあふれる親しみやすい人柄と、地域の歴史・地理・自然に関する豊富な知識で定評があり、彼が案内してくれるガイドウォークにはたいてい参加するという固定ファン(?)もけっこういるようです。


午前10時に出発して、まずはホーエ・レベル (Hooe Level) という平地を歩きます。昔このあたりは海に近い湿地でした。バトル修道院 (Battle Abbey) がここを干拓して耕地に変えようとしましたが、嵐や洪水、14世紀の黒死病の流行などに阻まれ、最終的にはヘンリー8世 (Henry VIII, 在位1509-1547) による修道院解散によって完全に計画が潰えてしまったそうです。

また、昔はここで塩が作られていました。海岸線が遠のくにつれて塩田も移動していきましたが、作った塩を運ぶのがあまりにも大変になって廃れていったそうです。

昼食休憩に寄ったパブが、なんと停電で休業しているというハプニングがありました。私を含め数人はお弁当持参だったのですが、パブランチを楽しみにしていた他の人たちは手持ちのシリアルバーやバナナなどで間に合わせるしかなく、気の毒でした。

その後は、ノルマンズ・ベイ (Normans Bay) の小石の浜辺へ。この小石は海水の浸入を防ぐ堤防のような役割をしています。放っておくと潮の満ち干で小石が移動してしまうので、人為的に小石を運んで浜辺を維持しなければならないそうです。


最後はゴルフ場を抜けます。(日本では見られない光景だと思います。)会員限定のゴルフ場ですが、パブリック・フットパス (public footpath) が通っているので歩くことができます。ただし、ボールが飛んでくることもあるので、注意しなければいけませんが・・・。

7マイル(約11キロ)ほど歩いて、午後2時40分ごろにクーデン・ビーチ駅に戻りました。ウォーキング中には参加者全員に資料のコピーが配られ、説明もわかりやすくて、人気があるのも納得のガイドウォークでした。

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