2010年8月10日

バトル修道院跡と古戦場

2010年8月8日(日)


研修のため8月の4週間日本から来てロンドンに滞在している友達が、この土・日わが家に遊びに来てくれました。ふだん日本語で話す機会がほとんどないので、ここぞとばかりしゃべりまくって楽しい週末になりました。土曜日は、友達の用事のために近所のスーパーへ買い物に行ったほかは、ずっと家で食べたり飲んだりしながらおしゃべりをして終わってしまいましたが、せっかく訪ねてきてくれたのに家に篭りっきりになるのももったいないので、日曜日にイングリッシュ・ヘリテージ (English Heritage) が管理しているバトル修道院跡と古戦場 (Battle Abbey & Battlefield) に出かけました。

バトル (Battle) は、懺悔王エドワード (Edward the Confessor, 1004?-1066, 在位1042-1066 ) の死後、1066年10月14日にアングロサクソン王ハロルドとフランスのノルマンディー公ウィリアムがイングランド王位をめぐって争った「ヘイスティングスの戦い (Battle of Hastings) 」が起こった場所です。戦いに勝った後、征服王ウィリアム (William the Conqueror, 1027-1087, 在位1066-1087) は贖罪のため戦場跡にこの修道院を建てました。ハロルドが(一説によると)目に矢を受けて戦死した場所に祭壇があったそうです。


入り口に近い展示館で「ヘイスティングスの戦い」についての短いビデオを見て概略を理解した後で、跡地の見学へ。オーディオ・ツアーには日本語も用意されているので便利です。上の写真は、修道士たちが生活をしていた建物だったそうです。


こちらは古戦場です。ここで、何千人もの兵士が命を落としたそうですが、まさに「兵どもが夢の跡」です。


学校の夏休み中ということもあり、この週末は主に子ども向けに、11世紀当時の戦闘や生活の様子の再現や、武器や甲冑の展示など特別なイベントが行われていて、大勢の家族連れでにぎわっていました。

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