2013年5月3日

オズボーン②

オズボーン① の続きです。


昼食後は、スイス・コテージ (Swiss Cottage) から歩いて10分ほどのプライベートビーチへ。オズボーン・ハウス (Osborne House) からは歩いて20分ですが、こちらへもシャトルバスが出ています。



ビーチにはヴィクトリア女王の海水浴用更衣車 (bathing machine) が展示されています。18~19世紀、男性も女性も水着姿を異性に見せることが好ましくないとされていた時代に一般的に使われていたものです。当時の水着といっても、現代人から見ると洋服に近い感じがしますが、ドレスの裾から足首がちらりと見えただけでもはしたないと思われていたヴィクトリア朝時代らしい話です。


前の記事にも書いた映画『Queen Victoria 至上の恋 (Mrs. Brown) 』にもこの車が出てくるシーンがあったなぁと思って、YouTube で探してみたらありました。


オズボーン・ハウスまで歩いて戻り、テラス近くにあるレストランでクリーム・ティー。ここのスコーンがとってもとってもおいしかったです。


敷地内で見かけた「コーティング・ベンチ (courting bench) 」、別名「キス・ベンチ (kissing bench) 」。カップルが反対方向を向いて座るスタイルのベンチです。これもヴィクトリア朝時代に一般的だったそうで、男女が一緒に座っているわけではないというふりをしながら、その実イチャイチャできる形になっているわけです。面倒くさい(?)時代だったんですね。

そんなこんなで、広いオズボーンの敷地内を歩き回って、午前10時半から午後5時まで一日がかりの観光となりました。

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