すばらしい晴天、最高気温も16~17℃と爽やかな予報。夫が不意に「ボディアム城 (Bodiam Castle) に行ってみる?」と言い出しました。夫が退職して以来、週末でなくても出かけられるようになったのはうれしいことです。前もって予定や計画を立てて、その通り行動したい性質の私は「もっと早く言ってよね」と文句を言うのもしばしばですが(笑)。
バスはボディアム城前まで行くのですが、私たちは少し手前で降りてお城まで歩くことにしました。途中こんな立派な西洋トチノキを見かけました。写真では見にくいですが、木陰にヒツジがたむろしています。西洋トチノキは英語で「horse chestnut」。日本語でも「ウマグリ(馬栗)」という別名があります。フランス語では「マロニエ」。皆様はどの名前がいちばんお好きでしょうか。
お城に到着。何度も訪ねているボディアム城ですが、濠に囲まれた美しい姿にはいつもうっとりします。以前はお城の入り口のすぐ近くに案内所があり、城内を見学したい人だけがそこで入場料を払うようになっていたので、濠の周りを歩き回ったりするのは無料だったのですが、現在は駐車場近くに新しい案内所が設けられ、全員が城内見学込みの入場料を払うようにシステムが変更されていました。維持管理のための収入を増やしたいナショナル・トラスト (National Trust) の気持ちはよくわかるのですが、正直ちょっと残念。
敷地内のベンチに腰を下ろしてサンドイッチを食べていると、「何か食べ物ちょうだい!」とカモのつがい(?)が近づいてきました。ちょこちょことパンの切れ端を投げると(←本当はいけないのかも・・・)
昼ごはんを終えて、城内へ。お城の外見はきれいに残っていて優美ですが、中はこの通り廃墟です。1385年に建てられたお城ですが、清教徒革命で当時の城主が国王側についたため、議会派の命令で1645年に内部の大部分が破壊されたそうです。
ここは、かつて台所だったという部屋。右側の写真の右下に見えるのが竈の跡でしょうか。
門楼 (gatehouse) の天井に開いている穴 (murder hole) 。敵が濠を越えて侵入してきたら、落とし格子門 (portcullis) を下ろして閉じ込め、上から石、熱した砂、ネズミ、糞尿などを落として攻撃するためにあったそうです。ボディアム城は実際には攻め込まれたことがないので、使用されることはなかったようですが。
敷地内に西洋サンザシ (hawthorn) の花が咲いていました。遠目には色が違うだけのように見えたのですが、よく見ると花の形が全然違いますね。
最後は付設されているカフェでお茶。平日なので空いていて、屋外の席でのんびりできました。写真はおこぼれを狙うニシコクマルガラス(西黒丸鴉) (jackdaw) です。
2時間に一本のバス(平日と土曜日に運行、日曜日はなし)に乗り遅れたら大変なので、10分以上早めにバス停へ。でも、バスがやって来たのは20分遅れだったので、結局バス停で30分ほど待つ結果になりました(笑)。
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Sparkyさん、ボディアム城の中はこうなってるのですね。
返信削除やはりどこも維持管理には費用がかかりますね。
日本もお寺を梯子すると昼食カット!なんてね(^^ゞ
バスはやはり早めに行っとかないとね。私もしょっちゅう2,30分待ちあります。
でもご主人とのお出かけ素敵だわ。
京都や奈良に行くと、いろいろなお寺を訪ねたいから拝観料が嵩みますよね。でも、昼食カットはきついかも(笑)。
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