2019年9月16日

由緒あるノーシャム(ハイ・ウィ―ルド・ウォーキング・フェスティバル)

2019年9月14日(土)


2019年9月14日(土)~22日(日)開催の「ハイ・ウィ―ルド・ウォーキング・フェスティバル (High Weald Walking Festival) 」の初日に、「由緒あるノーシャム (Historic Northiam) 」と題されたガイドウォークに参加しました。


集合場所はボディアム (Bodiam) の「ザ・ハブ (The Hub) 」。カフェ、売店、イベント会場、キャンプ場・宿泊施設、エステ・リラクゼーションなど、様々なサービスを提供する施設だそうです。



ガイドウォークの出発時刻は午前11時だったのですが、ボディアムへのバスは2時間に1本しかないという都合上、私たちはなんと午前9時半ごろに会場入り(笑)。ブタやヤギのいる「ザ・ハブ」の広い敷地内をまったりと見て回って、時間を潰したのでした。


参加者は老若男女13名(と犬1匹)。気持ちのよい青空の下、リーダーのクライブさんと最後尾のジョンさんを含めて総勢15名で出発しました。


ノーシャムに向かう途中のユーハースト・グリーン (Ewhurst Green) で、聖ヤコブ教会に立ち寄りました。村のパブ「ホワイト・ドッグ・イン (The White Dog Inn) 」は素通り(笑)。


行儀よく一列になって歩きます。


ノーシャムで昼食休憩を取る前に、村の歴史的事物についてクライブさんから解説がありました。左側の写真は樹齢800年~1000年と言われる楢の木。1573年にエリザベス一世 (Queen Elizabeth I, 在位 1558-1603) が、ライ (Rye) に向かう途中にこの木の下で昼食を取ったのだそうです。当時は枝を広げた大木だったのでしょうね。右側の写真は、1907年5月に完成した村のポンプ井戸小屋です(もちろん今は使われていません)。


道端で見かけた標識には、「ロンドンまで55マイル(約88km)、ライまで7 1/2マイル(約12km)」と書かれています。ノーシャムがロンドンと(かつて栄えていた)ライ間の交通の要衝だった頃の名残りでしょうか。村のベンチにはなぜか(1605年の火薬陰謀事件の首謀者と言われる)ガイ・フォークス (Guy Fawkes, 1570-1606) の人形が座っていました。


17世紀に建てられたジャコビアン様式の邸宅。門構えも立派です。現在は、ディスレクシア(失読症、難読症)をはじめとした学習障害を持つ子どもたちのための学校 (Frewen College) になっています。

歴史的由緒のあるノーシャムですが、村に3軒あったパブが、残念ながら今はすべてなくなっている(他の用途に使われている)そうです。


ボディアムに向かって戻ります。日本では平均的な背格好の私ですが、イギリス人に交じるとかなり小柄。しかも、イギリス人の歩く速度がずいぶん速いので、グループウォークではいつも最後尾を歩くことになってしまい、ついて行くのが精いっぱいで写真をゆっくり撮る時間もありません(涙)。待って~!!


「短足のオバさん、頑張れよ~!」と応援してくれている気がする雄ヒツジたちの写真を撮って、またグループに置いて行かれながらも、無事7.5マイル(約12km)のウォーキングを終えました。

「ザ・ハブ」に戻ったのは午後3時15分頃。バスの時間までに30分ほど余裕があるタイミングだったので、カフェで冷たいアップルジュースを飲んで一息入れることができました。

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ノーシャム→ユーハースト・グリーン→ボディアム
ノーシャムの村名看板
ボディアムからノーシャムまで

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