2014年5月8日

吹屋ふるさと村

2014年4月18日(金)

岡山県高梁(たかはし)市にある国選定重要伝統的建造物群保存地区「吹屋(ふきや)ふるさと村」を訪ねました。


JR伯備線・備中高梁駅からバスで約1時間。私たちのように公共交通機関を使って訪ねようとすると、往復とも1便ずつしか選択肢がなくて不便ですが、独特の風情のあるすてきなところで、行った甲斐がありました。


まずは「ラ・フォーレ吹屋」内のレストランにて昼ごはん。「千屋(ちや)牛ご膳」(写真左、3,000円)と「べんがらご膳」(写真右、1,500円)をいただきました。千屋牛は岡山県が誇る高級黒毛和牛。写真を見比べていただくとわかるように、鶏肉の鉄板焼きの「べんがらご膳」には、刺身や天ぷらなどの入った松花堂弁当が付いていますが、「千屋牛ご膳」は肉で一本勝負!値が張るけれど夫に千屋牛を食べさせようと思ったのでした。(・・・と言いながら、二人で半分こして食べましたが。)

お腹がふくれたところで観光です。


平成24年(2012年)3月まで現役の木造校舎として国内最古とされていた旧吹屋小学校。


続いて、町並みからは少し離れた「ベンガラ館」に行ってみました。ベンガラ(弁柄、紅殻)とは、酸化第2鉄を主成分とする赤色の無機顔料で、その名はインドのベンガルに由来していると言われています。江戸中期(1707年)に全国で初めて吹屋で生産されて以来、江戸後期、明治、大正と大いに繁昌を続けました。このベンガラ館は、明治の頃のベンガラ工場が当時の姿に復元されたもので、現在は博物館になっています。わかりやすい説明でベンガラの製造工程を紹介していて、とてもおもしろかったです。ベンガラは染料としてだけではなく、磁気記録媒体としてフロッピーディスクや磁気カードにも使われているそうです。



再びふるさと村の中心部に戻り、ベンガラ色でいっぱいの町並みを散策。


ベンガラにどっぷり浸かった一日。雰囲気に乗せられて(?)ベンガラ染めのタオルマフラーを自分用に買っちゃいました。

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