8月以降のイングランドでのロックダウン規制緩和の(希望的)予定が先日発表されましたが、私たちのご近所散歩はまだ続きそうな気配です。
先月、お気に入りブログの一つ『ナードサークの四季』の「麦秋至あれこれ、の巻」(2020年6月2日付)という記事を読んで、「麦秋至(むぎのときいたる)」という言葉を初めて知りました。日本の七十二候の一つで、麦が熟して収穫する季節になったことを意味し、5月31日~6月4日頃に当たるそうです。
日本よりずっと遅いですが、イギリスもそろそろ麦秋(ばくしゅう)と呼べる季節になったかな?
道端を歩いていて「何か実がなっているのかな」と目に付いた光景。夫が「オーク・アップル (oak apple) という名前だけど、リンゴじゃなくて虫こぶ (gall) なんだ 」と教えてくれました。
帰宅してから調べてみると、ナラの木の若芽にインクタマバチ(インク玉蜂)が産卵することで若芽が変形してできる瘤で、幼虫がこの瘤の中で成長するとのこと。日本語では没食子(もっしょくし、ぼっしょくし)と呼ばれるそうです。没食子はタンニン成分を多く含み、それを抽出して染料やインクとして古くから使っていたようです。
情報を検索している時に、『昆虫エクスプローラ』というウェブサイトの「虫こぶミュージアム」という記事に出合いました。「虫こぶにはたくさん種類があり、日本国内だけで1400種以上が記録され、いちいち名前もついている」という説明があり、いろいろな虫こぶの写真が載っているので、興味のある方はリンクからご覧ください。
トケイソウ(時計草)にマルハナバチ(丸花蜂)。
時計草の英名はパッション・フラワー (passion flower) で、「キリスト受難の花」という意味。花の子房柱を十字架に、三つに分裂した雌しべを釘に、副冠を茨の冠に、花弁とガクを合わせて10人の使徒に、巻きひげを鞭に、葉を槍になぞらえて付けられた名前だそうです。
ブッドレア (buddleja) に孔雀蝶 (peacock butterfly) 。
ブッドレアの和名はフジウツギ(藤空木)。長い円錐形の花穂が甘く香り、蝶が集まるため、英語ではバタフライ・ブッシュ (butterfly bush) とも呼ばれます。
写真を撮っている私には目もくれなかった馬。
羊たちはスクラムでも組んでいるように見えたのですが、何をしていたんでしょうね。
紫陽花がきれいな家々。
とある教会の花壇の花を眺めながら、コロナ騒動をしばし忘れるひとときです。
<2020年・ウォーク1000マイル 7月20日までの通算歩行距離>
夫 558.2マイル
私 546.2マイル
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