2010年4月26日

モンクス・ハウス

2010年4月24日(土)

バスと電車を乗り継いで到着したルイス (Lewes) 駅からウォーキング開始。
ブライトン (Brighton) から魚を運ぶのに昔使われたというジャッグス・ロード (Juggs Road) をどんどん進んでいくと、目の前に長い上り坂が見えました。グループウォークでは黙々と歩くけれど、夫と二人の時は「上り坂は嫌い!」と文句たらたらの私です。


でも、坂を上りきったところから見る景色は壮観でした。手前にキングストン (Kingston) 、向こうにルイス (Lewes) の町が見えます。

ここでこの日のルートは、今年3月末に指定されたばかりのサウス・ダウンズ国立公園 (South Downs National Park) に合流しました。ナショナル・トレイル (National Trails) の一つであるサウス・ダウンズ・ウェイ (South Downs Way) は、いつか全部歩いてみたいルートです。

ルイス駅から7マイル(11キロ)ほど歩いて、ロッドメル (Rodmell) に着きました。この日のお目当ては、イギリスの女流作家ヴァージニア・ウルフ (Virginia Woolf, 1882-1941) の別宅だったモンクス・ハウス (Monk's House)  です。家自体は小さいのですが、庭は芝生ボーリング場もあるほど大きく、春の花々が華やかに咲いていました。背景にはロッドメルの教会も見えます。


 ヴァージニア・ウルフの寝室の本棚に日本語の翻訳本が何冊か並んでいたので、夫に「日本語の本もあるよ。」と話しかけると、部屋にいた係員の女性が、「ヴァージニア・ウルフの夫は、外国語に訳された彼女の本をなるべく手に入れるように努力していたんですよ。」と説明してくれました。

帰りはロッドメルからルイス駅までバスで戻ったのですが、バス停で待っているあいだに「ルイスまで乗せていこうか?」と言って、車が2台止まってくれました。バスの時間がすぐだったので、ご好意には甘えませんでしたが、うれしかったです。

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モンクス・ハウス再び

2 件のコメント:

  1. Sparkyさんの「登りは嫌い」という気持ちにちょっと(^_^)
    私はまだまだウォーキングの楽しさが分かっていません。

    山登り(本格的な登山ではないです。中学の時の大山レベルです)とかジョギングとか「ここで、負けたらダメだ!頑張れ頑張れ!」と自分を励ましつつも、登りきった、走りきった爽快感に惚れているって感じです。

    どうも私は食わず嫌い的なものがあるようで、楽器に没頭しているときは合唱の良さがちっとも分からず、大学で合唱始めて、やっと目からうろこ・・・

    Sparkyさんのウォーキング日記を読みながら、すごい景色に感動!ウォーキングの良さも経験して実感してみたいなぁ~と思いました。

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  2. こや、昨日に引き続きコメントどうもありがとう。

    「食わず嫌い」って誰にでもあることだと思います。こやも知ってるとおり、私はスポーツ全般に拒否反応を起こすタイプだし・・・。

    イギリスの田舎の景色は本当に牧歌的で和みます。息子さんたちが手を離れたら(その前でももちろんいいけど)、ぜひ遊びにきてください。

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