2015年9月21日

ノール再び

2015年9月19日(土)


ケント (Kent) 州セブノークス (Sevenoaks) 駅から歩いて30~40分、ナショナル・トラスト (National Trust) が管理している「ノール (Knole) 」を訪ねました。前回ノールについてのブログ記事を書いたのが2011年8月末だったので、約4年ぶりです。


こちらはお屋敷を横から(?)見た図。なんだか複雑なことになっています。部屋数が全部でなんと365あるそうですが、公開されているのはそのうちの30ほどだそうです。元々は15世紀後半にカンタベリー大主教が建てたもので、約400年前にサックヴィル (Sackville) 家のものになりました。現在はナショナル・トラストが管理していますが、邸宅の一角にはサックヴィル家の方々が暮らしているそうです。


邸宅内はすばらしい室内装飾、絵画、家具、調度品など美術・工芸品の宝庫で、見ごたえたっぷり。写真撮影が一切禁止されているので、ここでちらりともお見せできないのが残念です。


無料で入れる公園となっている広大な敷地(約4平方キローメートル)は、中世の時代には王侯貴族の鹿狩場でした。現在も450頭ほどの鹿がいます。ほとんどはファロージカ (fallow deer) だそうですが、ニホンジカ (sika deer) が50頭ほどいるそうです。4年前に書いた記事を読み返してみると「700頭ほどの鹿がいて・・・」と書いているので、数が減っているみたいですね。ここの鹿は人間が周囲にいるのには慣れていますが、餌付けされてはいない(訪問者に対しても「餌をやらないでください」という掲示があちこちにあります)ので、あまり近づくと逃げてしまいます。



この鹿は、道路を横切る時に「右を見て、左を見て」と、車がやって来ないかどうかしっかり安全確認していました(←冗談です)。


こちらはノールについての動画(英語、約14分)です。ノールの歴史が簡潔に説明されていてわかりやすく、何よりも邸宅内の様子を少し見ることができるので、ぜひご覧になってみてください。

<おまけ>


自転車置き場に置かれた小さな自転車がかわいらしかったので、思わずパチリ。

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ノール

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