2011年9月5日

ヤルディングからサットンバレンスまで

2011年9月3日(土)

ケント (Kent) のヤルディング (Yalding ←実際の発音は「ヨールディング」の方が近い) からサットンバレンス (Sutton Valence) まで「グリーンサンド・ウェイ (Greensand Way) 」の(ほんの)一部9マイル(約14.5km)ほどを歩きました。

朝6時起床。7時半に家を出て、電車でトンブリッジ (Tonbridge) 駅まで行き、ストルード (Strood) 行きに乗り換えて、ヤルディング駅に到着したのが9時20分ごろ。霧だか靄だかがかかっている中を歩き始めました。まずは、駅から少し離れているヤルディングの村の中心に向かって進みます。


聖ペテロ&聖パウロ教会では、この日の午後1時から行われる予定のお祭りの準備中でした。墓場が祭の会場になるというのは変な感じがしますが、イギリスの墓場は雰囲気が違うので、それもありなのでしょうか。


この日のルートは、延々と続くりんご畑がメインでした。ちょうど収穫中で、りんごがいっぱい。落ちているりんごもたくさんあって、夫は「もったいない」と拾って帰りたそうな様子でした。高台から見晴らす果樹園の景色はすばらしく、実のなる季節もいいけれど花の時期も見事だろうと思います。


さくらんぼにも出会いました。右の写真は野生のエルダーベリー (elderberry, 日本名は西洋ニワトコ) で、この日たくさん見かけました。


5マイル(8km)ほど歩いたところで、リントン (Linton) の村が見えてきました。「あの教会で昼ごはんにしよう」と夫が言うので、頑張って(・・・と言うほど急ではないのですが)坂を上ります。


こちらはリントンの教会ではなく、もう少し先のボートン・モンチェルシー (Boughton Monchelsea) の聖ペテロ教会です。写真では暗いですが、手前の屋根付き門は中世の時代のもので、イングランドで最も古いと言われているそうです。

行程もあと2.5マイル(4km)となったあたりで、帰りの相談です。というのも、サットンバレンスに着いたら、バスでメードストン (Maidstone) まで行き、そこから電車に乗ってトンブリッジ経由で帰ることになるのですが、このバスが1時間に1本だし、電車の接続が悪くて待ち時間が長いので、バスに乗ってから家に着くまで3時間ほどかかるのです。私たちのゆっくりペースだと、5時過ぎのバスが妥当なところだったのですが、そうすると帰りが8時になってしまう、ということで、4時過ぎのバスを目指して少し先を急ぐことに。こういう時、公共交通機関はやはり不便ですね。


こちらはおまけ。4時過ぎのバスに間に合ってメードストンに着き、電車の時間までメドウェイ川 (River Medway) を眺めながらボーっと過ごしました。

2 件のコメント:

  1. いいなぁ~美しい光景。メドウェイ川も美しい。日本は、台風による水害、土砂崩れ、浸水のニュースです。イギリスには、台風もハリケーンもないですね。学校の方は、これから文化祭・体育祭です。いつか経験してたでしょ。

    返信削除
  2. >m.nakanoさん
    台風が岡山県を直撃したのは13年ぶりだったとか聞きました。被害は
    ありませんでしたか? 確かにイギリスには台風がありませんが、
    それだけに備えがなくて、ちょっと大雨が降ると、浸水だ、洪水だ、
    と大騒ぎになるようです。

    文化祭・体育祭、懐かしい(?)ですねぇ。頑張ってください。

    返信削除