2011年12月1日

大歩危・祖谷

2011年11月15日(火)


岡山駅から特急・南風に乗って、四国・徳島の大歩危へ。「特急が止まる駅にしてはずいぶん小さいなぁ」という印象でした。私たちが到着した時に駅員さんの姿は見えず、「妖怪駅長」さんが迎えてくれました。


駅から歩いて大歩危峡へ行き、遊覧船に乗りました。船頭さんの説明によると、大歩危の名前は「大股で歩くと危ない」(小歩危は「小股で歩いても危ない」)ところからついたそうですが、他にも説はあるようです。ここも紅葉はまだまだ始まったばかり。きれいな紅葉を眺めながら船に乗ることはできませんでしたが、それでも景色はすばらしかったです。

祖谷方面に向かうバスを待つあいだ、遊覧船乗り場の売店を物色。この後たいへんな思いをすることになるとは露も知らず、金時アイスを食べて喜んでいました。


祖谷といえば「かずら橋」。平家一族が追っ手から逃れるために、いつでも切り離せるようにと、シラクチカズラという植物で造ったといわれているそうです。(今では、3年に一度、安全に架け替えられています。)

もちろん渡るつもりで行ったのですが、私、かずら橋をなめていました。「高いところにかかっていて揺れるから怖いんだろう」ぐらいに思っていたのですが、足元の板と板の間隔が広くて、注意しないと足がスポッと抜けそうなのです。橋は一方通行で、渡り始めると引き返すことができません。必死につかまりながら一歩一歩進むのですが、足がぶるぶる震えてしまってたいへんでした。すぐ後ろにいる夫がなにかアドバイスをしてくれているようなのですが、耳に入りません。とにかく早く渡り切りたいと思っているのに、私の前の男性は、ときどき立ち止まって悠々と写真を撮ったりしています。「止まらないでー!一度止まったら、もう歩けなくなってしまいそう・・・」と心の中で泣きながらの橋渡り。景色を楽しむ余裕などありませんでした。本当に怖かったかずら橋、もう二度と渡ることはないと思います。

さて、帰りの電車の中で「夕飯はカニを食べよう!」と思い、岡山駅から近い「かに道楽 岡山店」へ。



茹でがに、かに刺し、焼きがに、かにの天ぷら、かに入り茶碗蒸し、かに釜飯などのコースをいただき、幸せな気分になりました。余談ですが、夫はここで梅酒を初めて飲み、すっかり梅酒ファンになってしまいました。

2 件のコメント:

  1. 旅行中に「こぼけ」で失くした財布が「おおぼけ」で出てきたという逸話?を持つ友人がいて、事の詳細は忘れましたがその時以来この地名はしっかり私の脳にインプットされました!

    梅酒は大抵のイギリス人はみんな好きですよ。日本からイギリスに来ていた頃、いつもお土産で梅酒を持参したものです。

    それにしても毎日活動的ですね!疲れが出ないようにお気をつけくださいね。

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  2. >おぎめぐさん
    お友達のお話、おもしろいですね。詳細を思い出すことがあったら、
    ぜひ教えてください。

    欲張ってあれこれ予定を詰め込んだ日本滞在中は元気いっぱい
    だったのですが、先月末にイギリスに戻ってきてすぐに風邪を
    引いてしまいました。気が緩んでしまったのかもしれませんね。

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