2016年4月16日

童謡『赤とんぼ』のふる里・龍野

2016年3月29日(火)


「播磨の小京都」と呼ばれる兵庫県たつの市・龍野の町を訪ねました。


まずは新倉敷駅から新幹線で姫路に向かいます。「こだま号だから自由席にも余裕で乗れるだろう」と思いながら待っていると、へんてこ(←失礼!)な車両が登場。『500 TYPE EVA PROJECT  新幹線:エヴァンゲリオンプロジェクト 』とやらだそうです。同じく駅で待っていた50代後半と思しき男性が「何じゃ、これ?」と呟くのが聞こえましたが、私も同じ気持ちでした。車内には、これを目当てに乗っているらしい乗客がたくさんいましたが、何とか座れたのでほっとしました。1号車は座席がなくて、まるまる「展示・体験ルーム」になっていました(見に行かなかったけれど・・・)。写真は姫路駅で停車中に撮ったものです。


姫路駅で姫新線に乗り換えて、20分ほどで本竜野駅に到着です。



龍野は童謡『赤とんぼ』を作詞した三木露風(1889-1964)の生誕地ということで、町は赤とんぼずくめです。


散策を始める前に、龍野橋のすぐ近くの「ガレリア アーツ&ティー」でランチ。昭和初期に建てられた金融会社の事務所を修復したものだそうで、レトロな雰囲気いっぱいでした。


揖保川に沿って橋の欄干のように見えるのは「畳堤(たたみてい)」。川と住宅までの距離が短く、土手が造れないので、万一の際は住民の手でここに畳をはめ込んで堤防とするそうです。



町を歩いていると、タイムスリップしてしまったかのような錯覚に陥ります。


龍野公園内にある「聚遠亭(しゅうえんてい)」。庭園から龍野城城下町越しに淡路島や瀬戸内海の島々を望める眺めの素晴らしさから名づけられたそうです。


こちらは「片しぼ竹」の写真です。(はっきりわかるように写っていなくて申し訳ないのですが)真竹が変化したもので、節間は半面が平滑で、反対側は交互にしわができるそうです。この地だけに存在する珍しい竹で、国の天然記念物になっています。


最後に「うすくち龍野醤油資料館」を見学しました(入館料が10円というのに驚きました)。見学後、併設された売店へ。「うどんスープ」を見ていると、館長さん(らしき方)が、「これは『うどんスープ』の上等版で、スーパーなどでは買えない商品です」なんて言うので、実家へのおみやげに一つ買って帰りました(←売り手の思うつぼ?)。

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