ポールゲートからアルフリストンまで の続きです。
昼食休憩後、ナショナル・トラスト (National Trust) が所有するアルフリストン牧師館 (Alfriston Clergy House) を訪ねました。
アルフリストン牧師館は、1895年に設立されたナショナル・トラストが最初に買い取った建築物です。14世紀に建てられたものですが、すっかり荒廃して取り壊し寸前になっていたのを、1896年にナショナル・トラストが当時10ポンドで購入しました。牧師館内の展示によると、この10ポンドは現在の1,000ポンドに相当するそうです。最近の為替レート(£1=175円)で計算すると175,000円。「あら、けっこう安いのでは?」と思ったりもしますが、その後の修復に(詳細は知らないのですが)比べものにならない費用がかかっているようです。
3年前に訪ねた時(エキシート→アルフリストン→バーウィック②)には写真撮影禁止だったのですが、今回はOKだったので広間の写真を撮りました。床はコンクリート・・・ではなく、石灰岩と発酵ミルクが原料だそうです。この姿は(おそらく)創建当時の復元ですが、高さを半分に仕切って二階建てにしていた時期もありました。確かにこれだと無駄なスペースが多すぎるし、暖房(床の薪にご注目!)の効率も悪いですよね。
隅にはこんな彫刻が。これが、ナショナル・トラストのロゴのオーク(楢)の葉のデザインの基になったのではないかという説があります。
牧師館は木骨造りに草葺の屋根。庭もすてきなのですが、季節柄華やかさは少なくなってきていました。
教会の尖塔が見える果樹園には、いろいろな種類のリンゴの実がたくさん生っていました。
時刻は午後3時半。アルフリストン村のティールームでまったりお茶でもしたいところですが、まだ歩かねばなりません。アルフリストンからエキシートまで に続きます。
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