9月12日から28日までライ (Rye) で開催中の芸術祭 (Rye Arts Festival) 。音楽、演劇、文学、美術などの分野の様々なイベントが行われています。ほとんどの催しが午後3時以降に始まり、出かけるのが私には難しいので、この日午前11時から約1時間半行われた弦楽四重奏団「ピアッティ・カルテット (Piatti Quartet) 」の無料公開練習を見に行ってみることにしました。
(写真は piattiquartet.com から)
会場のメソジスト教会の前で待っていると、ちょうど午前11時に四人がやってきました。写真のように横並びではありませんでしたが(笑)楽器のケースを手に歩いてきて、20人ほどいた観客と一緒に会場入り。教会はそれほど大きくないので、かなり近くで見学することができました。
練習していたのはラヴェルの弦楽四重奏曲。四人で話し合いながら同じ箇所を何度も演奏し、楽譜に鉛筆で何やら書き込んだりしています。リラックスした雰囲気でしたが真剣さが伝わってきました。一人の「こうしたら・・・」という提案を基に演奏して、他のメンバーが「ああ、ずっとよくなったね。」なんて言っているのですが、私にはどこがどう違うのかさっぱりわからないのが残念。めったにできない経験だと思ってやってきたけれど、「豚に真珠」とは正にこのことですね。最後には質疑応答も行われました。私も疑問に思っていた「いつも練習はこんな感じなのですか(それとも公開用の演出ですか)?」という質問には「だいたいこんな感じです。最初の4小節から先になかなか進まない(笑)。」とのこと。
さて、公開練習が終わったのはちょうどお昼時。この日はもう一つ楽しみがあったのです。それは、最近見た「21 Absolutely Charming Tea Rooms You Have To Visit Before You Die(死ぬまでに訪ねるべきティールームの決定版21選)」という記事に紹介されていたライのティールーム「コブルズ (The Cobbles Tea Room) 」。ライにはちょくちょく出かけていくものの、ここには入ったことがなかったので、「今度ライに行ったら訪ねてみよう!」と心に決めていたのです。
ところが、お店の近くまで行くと、いつも出ている看板が出ていません。いやな予感がしたのですが路地を入っていったところ、お店のドアには「臨時休業」の張り紙。ガーン!!「抜け駆けして一人でランチを」なんて企んでいたのに、マーフィーの法則とはこのことか・・・。仕方ない、夫と一緒にまた出直します。
気を取り直して(?)最後にピアッティ・カルテットの演奏をお楽しみください。
<関連記事>
Anna Szalucka ピアノ独奏会(2016年ライ芸術祭)
パイプオルガン独奏会(2017年ライ芸術祭)
オパール三重奏団(2019年ライ芸術祭)
<関連記事>
Anna Szalucka ピアノ独奏会(2016年ライ芸術祭)
パイプオルガン独奏会(2017年ライ芸術祭)
オパール三重奏団(2019年ライ芸術祭)
0 件のコメント:
コメントを投稿