ロンドン旅行中の大学時代からの友達が、1日ロンドンを離れてわが家まで遊びに来てくれました。何年ぶりに会うのかよく覚えていないぐらい久しぶりだったのですが、日曜日の夕方再会した時にはお互い「変わってないねぇ」(←単に同じペースで年を取っているだけという説もあり)。翌日月曜日の晩にはロンドンに戻らなければならないということで日程的にはけっこうきつかったのですが、半日(正味3時間)一緒にライ (Rye) に出かけました。しょっちゅう出向くライですが、観光目的で行くことは少ないので、私も何だかうきうきした気分です。
ヘイスティングス (Hastings) 駅から344番のバス(2015年6月追記:この路線はなくなりましたが、ほぼ同じコースを新しい101番のバスが走っています)に乗って約40分のライへ。電車だと時間は半分ほどで済みますが、途中の景色をたっぷり楽しめるのでバスを使いました。友達に違った景色を見せたくて、帰りはウィンチェルシー (Winchelsea) の町を通る100番のバス(←個人的にはこちらの路線のほうが好きです)に乗りました。
午前10時半ごろにライ駅前でバスを降りて、まずはランドゲート (Landgate) へ。1339年にフランスから襲撃された後、防備を固めるために建てられた4つの門のうち残っている唯一の門だそうです。ここを通る大型トラックの車高が高すぎて引っかかってしまい、抜けるのに何時間もかかったとかいうニュースを地元の新聞で読んだことがあります。
ハイ・ストリート (High Street) からライオン・ストリート (Lion Street) に入って、900年の歴史を持つ聖母マリア教会を訪ねます。料金を払って、ライの町とその背景の景色を一望できる塔に上りました。「これは上る価値があるね。」と、友達も喜んでくれました。教会正面の時計の上には「クウォーター・ボーイズ (Quarter Boys) 」と呼ばれる2体の像。毎時15分にカン、30分にカンカン、45分にカンカンカンと鐘を鳴らすのですが、00分ちょうどには鳴らさないことからこの名前がついているのだとか。
教会のすぐ近くにあるイプラ・タワー (Ypres Tower) 。(余談ですが、夫は「イープリー」のような発音をします。「ワイプレス」のように発音する人もいるそうです。)フランスからの侵略に備えて建てられたのが13世紀とも14世紀とも言われていますが、どちらにしろ古い建造物です。現在は博物館 (Rye Castle Museum) になっています。
ライの紹介によく使われるマーメイド・ストリート (Mermaid Street) です。丸石の敷かれた通りは歩きづらいですが風情があります。歴史の古いホテル「マーメイド・イン (The Mermaid Inn) 」の向かいには、その名もずばり「お向かい (The House Opposite) 」という家があります。これ以外にもクスッと笑わせてくれるような名前の家がいろいろあります。
「マーメイド・イン」の後ろ(?)姿。ここから路地を通って、ザ・ミント (The Mint) という通りに出ます。友達は、マーメイド・ストリートよりもザ・ミントの雰囲気のほうが好きだと言っていました。その後、川沿いのストランド・キー (Strand Quay) を少し歩いて、観光の主要スポットは大体おさえたかな、という感じです。
日程の都合で、この日は家で早めの夕飯を食べる予定だったので、昼は軽めにということで、教会のすぐ近くでいつも賑わっているティールーム「サイモン・ザ・パイマン (Simon the Pieman) 」へ。サンドイッチと紅茶を注文しましたが、友達は「せっかくだから」と、レモンメレンゲパイも追加で食べていました。
午後1時44分発の帰りのバスまで少し時間があったので、ちょこちょこっと土産物のお店などを見て回り、駅に向かいました。
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